蠣崎の火種
後日、アイヌ側より返答が来た
『現在の勢力境界付近での話し合いを望む』
との事であった
その為、会見場が急遽建設される事となった
「一週間で完成しそうか?」
「すみません、どれだけ急いでも18日程は掛かる見込みです」
「わかった、会見は20日後にしよう」
「分かりました、ではその様に通達致します」
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その日の午後
大広間にて
「というように、会見は20日後に行う事になります。つきましては同伴者を季遠と重季に任せようと思います。それと仲介者として安東様が伴に行きます。」
すると小林良治が
「待ってくだされ、安東様は分かる、しかし、何故同伴者がその二人なのじゃ?」
「重季は私の側周りですので、それと季遠の選出は先日、私が家督を継いだ時に場を取り仕切っていたのが彼だからです。異論はありますか?」
「くっ………」
「では、他に無いようなので、季遠と重季は打ち合わせするので後で屋敷へ」
「「はは!」」
「では、解散」
だけどこの選択が良治に大きなストレスを与えていたと俺は気づいていなかった
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良治邸
「おかしい、何かがおかしいのじゃ!」
「父上!?」
「友治かいい所へ来た」
「?」
「今から松前へ行け」
「え、えっと」
「もしかすると義広が先代の子でない可能性がある、その方探してまいれ」
「ははっ」