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蠣崎当主伝  作者: 吉原左衛門尉義清
2/9

戦国時代だと思う

気がついたら屋内にいた筈なのに青空が見えている


どういう事だ?


俺は松前琢磨


目が覚める前までは高校の部室にいたはずなんだが……


目の前に広がるのは俺の生まれ故郷に似た風景


ちなみに俺が生まれたのは北海道の松前である


そこで幼少期を過ごし中学になったときに……県に引っ越した


年は18


身長は178


体重は62


体系は……まあ普通の高校生って感じ


イケメンではないが不細工でもないと思うな、うん


それはいいんだ


近くの村に入ろうとしたら……




みんなが着物で生活してる


着物?


しかも家が掘っ立て小屋みたいだし


道路も舗装なんてされていない


俺が居たところと風景は合致しているのに……生活様式がまるで違うんだ


…………


よく見ると俺も何故か着物を着てる


着物といっても湯帷子みたいな安っぽいものだけど……


とりあえず聞いてみるしかない



「すみません」


「どうした?若いの?」


「少し道に迷ったようなんです。ここは何処ですか?」


「ここは蠣崎季広(かきざきすえひろ)様が治める徳山の地だぞ」


「ありがとうございました、それが分かれば十分です」


「気をつけてな」




さて、これではっきりした


ここは戦国時代の日本だ……


何故って?


俺は戦国オタクなんでね


大体、領主言う時点で現代じゃないし


徳山(今の松前)が蠣崎氏に治められているのは戦国時代


後々今の俺の名前の松前に改名するのだけど


ちなみに俺はその子孫です、はい


…………


さてどうしたものやら



とにかく城を目指しますか





=====================================




はい、いきなりピンチです


武士とみられるかたがたに現在取り囲まれております!


「お主、名はなんと言う!」


「私ですか?」


ここは正直に答えるべきか?


あ……名前だけ変えよう


琢磨なんて名前はこの時代には無いに等しい


俺が助かるのはここの領主の一族と思わせること!


ならば…………


源氏が良く使う 義

蠣崎の通名 広


義広(よしひろ)だ!


「松前義広と申します!」



「おい」


「まさかとは思うが……」


「この方に違いない」


なにやら武士達が相談している



「見つけた!」


「「「おおおおおおお!!」」」


「松前義広様、徳山館(とくやまだて)へ案内いたします」


「は、はあ」


なにがなにやら分からないのですが…………


俺はどうなるのやら



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