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似顔絵
「・・・・あーあ。これで動きにくい状況になったね」
「まぁいいじゃね? もともとこうなる運命であるわけだし」
「正直、僕にとっては複雑な心境だけどね!」
奈良。人通り少ない薄暗い道に貼ってある賞金首書。そこには十二干支の全員の似顔絵がある。
「しっかし、良く特徴を捉えているんだな。見る見るほど似ているぜ」
「・・・・それは仲間が情報流出したからじゃない? ほら、あの席においしそうに食べている、羊」
「おい、体、どういう仕組みしているんだ」
裏通りにある食店で食べるラバーネラルの姿が居た。最近新しく販売されたばかりのコメアンドックをかぶりつき、腹に消えていく。人型機械なので、消化機能は無いはず・・・・・。
「あいつは無視して、次の手を打たないとね」
「無理だと思うが、隠密に動くか」
「いや、ここは大胆に出よう。僕らが大暴れするんだよ」
「はぁ?」




