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永遠の旅物語  作者: 【健全版】ヨーラスやら
第1幕 瞬光のウォン、怪力のピーコ
12/26

3万の軍勢

反帝国派拠点に侵入(?)した日から、約3週間後。

トール村のとある空き家にて、ピーコと目覚ましたウォンの姿があった。


「いやー、3週間で起きるなんて、運がいいね!」

「そうだな。前は2ヵ月だったもんな。快く家を貸してくれた村長に感謝しないとな」

「そういや、ミアリーは?」

「ああ。悪魔アボロスに会って、お金の使い方を学んでいる」

「ある意味、仕事はしているね。ミアリーの扱いに悩んだが、助かったよ。どんな教え方をしているのか、気になるけど。すっごく気になる」


すると、空き家の扉から軽く叩く音が聞こえる。


「入れ」


そこにはロラが焦る顔でウォンとピーコを見つめて、何か言おうとした。

しかし、声がカラカラで分かりにくい。ここまで走ってきたのだろうか、汗が沢山流れていた。

ロラは自分達の近くまでやってきて、






「コブリン・・・・3万・・・・・!!」






極めて非日常的な発言をした。


「・・・・」「・・・・・」「はぁはぁ・・・」


ピーコと目を合わせてから、呆然とする。




「「  え?   」」



「詳しくは・・・・ギルドで・・・・するから・・・来て」



真顔で迫るロラに嘘が付いているようには見えない。泉がわいてきたような嫌な予感がビリビリ感じれる。


「行く?」

「行かねぇ理由は無いだろ」


ロラと一緒にフィラリアのギルド「青空の音響亭」へ向かう。前に行ったときは、活気が溢れていたが、今は違うの意味で騒いでいた。


「どういうことだ。ウェーランドから増援申請があるなんて」

「あれだけの村守と騎士があっても、人手が足りないというのか?」

「聞くところによると、まだ襲われていないが・・・・なんという数だ」


その中に、難しい顔で考え込む悪魔アボロスと何やら計算するミアリーが居た。


「おかしいな・・・・。魔界に5千ぐらい寄越せって言ったつもりなんだが、これだけの数は知らないぞ」


「できたのー! 3ヶ月で完全返済~~」


「・・・・0が2個ぐらい間違えているぞ。あと、借金が10万メルとかおかしいからな。まぁいい、あれを出せば確実に倒せる」


ギルドの入口からウォンとピーコとロラが登場し、アボロス達と合流する。その後、受付の男性から正式な依頼が発表される。




依頼:ウェーランド防衛戦

報酬:1人あたり 5000メル

内容:3万のコブリンがウェーランドへ向かって進軍中。大規模な戦闘になると思われる為、増援を望む。




とりあえず参加する者は少なかった。ウォンとピーコを除けば50人にも満たない(帝国派と反帝国派も含まれる)。向こうの騎士による国軍は100人程度だ。村守とここも併せて、全部で200人だ。それでも、頑張れば、3万は凌げる。


「なんか少ないねー。大丈夫?」

「まぁ、撃退できるだろ」

「敵は弱いし、何より人類が恐いと思うのは人間だからね」



なお、ロラが行きたいと大げさにアピールしていた。理由は「他人とのお見合いなんて嫌! クロノの父親が偉い人って知っているけど嫌!!」。しかし、「お前は来るな」と男達に断られ、ミアリーにおねがいビームに当てられた。そこに反帝国派のリーダーが現れ、参加志望してきた。その為、ロラもついでに行くことに。


その後、敵の情報を聞いた嵐の子が帝国波のリーダーを送り出しそうとやってきた。勿論その本人は猛反対し、護衛を優先すると説得した。渋々実家へ帰る嵐の子であった。


急ぎの依頼だったので、夕方に船に乗り、トラエールの港、ウェーランドへ向かう。


そこから歩いて、「人助け」ギルドへ。受付のメラルが出迎えてくれた。


「急ぎでごめんね」





「「「「「 いえ、姉さんの為なら、喜んで! 」」」」」」




こいつら・・・・メラルが美しい女であると分かったら180度ぐりんと態度を変えたな・・・・・。さっきまで舌打ちばっかりしたくせに。


「やっぱり男は可愛い子が好きなのね」

「はぁ・・・・。催眠に掛かったとき、相手がかっこいい男だったら・・・・とんなに良かったことか。エランは11歳で女装の子だし。好意は分かっているけど」



うわあああ、女たちの嫉妬の視線が痛い! 痛いよう!!



そんな状況の中、ピーコが、


「ウォン、俺、男になったら天女を嫁さんにする!」



うおい、なんてことを言うんだ。嫉妬の矢先が僕らに向けられたじゃないか! 後でしばいてやろう。



という茶番があったが、スムーズに進んだ。



ロラがクロノ騎士(嵐の子の「デキる兄」)と再会し、お互いに照れて、ラブラブムートになり、こっそり男女全体の怒りを買ってもスムーズに進んだ。うん。そうしよう。


早速、作戦会議に入り、先発隊と防衛隊に分かれることにした。

先発隊は20人程度。敵の数をできるだけ減らすのが目標だ。残りは防衛隊(反帝国派と帝国派と村守とウォン達)。


作戦決行は明日の朝。コブリンの大群がウェーランドに到着すると予想される時刻だ。


「で。泊まる所は・・・・」




「「「「  いえ、自分で用意します!!  」」」





またにしても、男達はメラルに敬意を表した。・・・・単純に好意度を上げたいだけじゃ・・・・?


男達は言葉の通り、ウェーランドの近くの広大な草原にテントを建てて泊まった。少数派の女達はウェーランドの宿屋に泊まった。


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