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#01 いつもの朝
ジリリリリリ・・・・
「ん?もう朝か…。朝練いかないとな!!」
今の時刻は5時半。そんな朝早くから朝練へ行くための準備をする。
すると下から…
「奏!!!早くしなさい!!朔夜君が来ちゃうでしょー!!」
「はぁーい!!」
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そう、この子が時雨奏≪じぐれかなで≫、17歳、高校2年
性格は男の子っぽくサバサバしている女の子である。
剣道部で副部長をしていて、実力は全国の女子の部で1位の実力を持っている。
運動神経抜群、容姿端麗である。けれど、勉強面だけが残念なところである。
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「あぁーもう!ご飯食べてる時間ないー!!朔夜来るよー!」
「だから早く呼んだのに!知らない。」
すると〝ピンポーン″とインタホンがなり、母が玄関のほうに向かう。
まだ、私は朝ごはんを食べていた。
けど、ゆっくり食べている暇もなく玄関のほうから
「奏!早くしなさい!!朔夜君が待ってくれてるわよー」




