淡い夜
掲載日:2026/06/11
ああ、今日は月が綺麗だ。仕事が終わった。今日はどこに行こう。私は、帰路についた。
ふらふらと歩いていると、いつの間にか花の町に来ていた。赤い提灯でてらされた街並みは、妖艶だった。「お兄さん、一寸よって行きませんか?」声をかけられた。振り向くと、夜鷹だった。「わっちは今暇なんです。だから、一緒に遊びません?」「すまないが、駆け出し記者でお金がないんだよ。」「お金なんぞいりゃあせん。わっちは、お兄さんの体で充分ですん。」「でも…。」「奥方なぞおらんのでしょう?遊びましょうや。」その言葉につられて、近くの民家に入った。「お前、店のもんじゃあないのかい?」「わっち一人でやっとります。」「そうか…。」「さてやりましょうか。」「ああ…。」彼女と共に寝転がる。
「お前の名前は?」「わっちは、夜音と申します。」「夜音か…。良い名前だ。」「ふふふ。有り難いんす。」
私は、彼女の白い肌をたんまりと喰らった。「はあ…。」彼女が呻く。いつの間にか、それを子守唄に寝てしまった。
はあ…。良いからだやあ…。美味しそう。記者と言って…実は鍛えとるな?
わっちは、晩御飯をたんまりと喰らった。
「うわ酷いなあ…。これで何人か…。やはり女郎蜘蛛は恐ろしい…。」また一人、網に掛かった。




