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黒猫クロとぼく  作者: たま


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12/19

黒と白

《第二塔 外縁種(上位)撃破》

《経験値を大量獲得しました》

《レベルが15に上昇しました》

《嵐魔法がLv2に上昇しました》

 

黒い穴が、ゆっくりと縮んでいく。

 

校舎の中からざわめき。

遠くでサイレン。

 

クロは、ふっと光を失い。

いつもの小さな白猫に戻る。

 

「……にゃ」

 

よろっ、と倒れかける。

 

「クロ!」

 

抱き上げると、体はほんのり温かい。

 

「無茶したな」

「あなたも」

 

ノクスが影から姿を現す。

今は小さな黒猫の姿。

 

「二人とも……ありがとう」

 

校舎の角から、真が顔を出す。

 

「お、おい……あれ、消えた……よな?」

 

「あー……自衛隊が倒したんじゃない?」

 

とぼける。

 

遠くで、迷彩服の人たちが慌ただしく動いている。

校庭の穴は、もう跡形もない。

 

白猫クロは父の膝で寝ている時と同じ顔で、ぼくの腕の中で丸くなる。

黒猫クロはぼくの足元に。

「どう言う事?二人ともクロなの?」

正確にはノクスの魂が白猫クロに入っていたらしい。

でも、呼びにくいので黒猫クロ。白猫シロ。と呼ぶ事にする。


 

第二塔は、本格的に動き出したな

 

ノクスの声は静かだった。

 

ぼくは裏山を見る。

かすかに黒く揺らぐ空。

 

「……次は、塔の中だね」

 

守るために。

強くなる。

 

白猫クロの尻尾が、ぴくりと動いた。

 

第二塔。

物語は、もう止まらない。


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