セミガナクリユウ
久しぶりの投稿です
突然ではありますが、皆さまは蝉を知っていますか?そう、あの夏に四六時中鳴いているあの蝉です。
話を進めますね。
では、蝉が鳴く理由について皆さまは考えたり、または少しでも疑問に思った事はあるでしょうか。
この文章を読み、人それぞれ心に浮かんできた言葉は違うと思います。例えば、「そんな事考えたこともねぇよ」といった言葉や、「それは蝉がパートナーを見つけるためでしょ」といったものまで、多くあると思います。
ちなみに、この蝉が鳴く理由としての生物学的な答えは、雄の蝉が雌の蝉を呼ぶためであると考えられています。この答えを知っていた方は博識ですね。
ただ、外れたからといって落ち込む必要はありません。その外れた考えも素晴らしいものだと思うからです。
これは煽っている訳でも無く、心の底から私は素晴らしいものであると思っています、いや確信しています。
人はそれぞれ、脳があり考える事ができます、そして想像する事ができます。そのため、百人いたら百通りの考えが出来上がりますよね。
私は、皆さまにこの"考える力"と"想像力"を大事にして欲しいと心の底から願っております。この考える力や想像力を大事にし、養って行くことで、日々の生活が豊かになり、毎日が楽しくて仕方がないでしょう。
では、この想像力を活かして、もう一度蝉の鳴く理由について考えてみませんか?
あの蝉が鳴いている理由は、「パートナーではなく他の生物に何かを訴えているのかもしれない」また、他の理由としては、「蝉が自分を育ててくれた土にお礼を言っているのかもしれない」等、想像力を活かせば色んな発想がでてきますよね。
ちなみに、私が考える理由としては「地上の世界を目にして嘆いている」という理由です。
蝉は一生の大半を土の中で過ごします。土の中で、地上の世界を楽しみにしながら旅立つその日までドキドキワクワクしています。
いざ旅立ちの日になり、地上の世界に顔を出し、羽を広げて飛べるようになるまで待ち、やっとの思いで地上の世界を満喫します。
最初の頃はとても楽しいでしょう、しかし次第に、"自分が待ちに待っていたものはこんなものなか"と気を落とし、土の中でドキドキワクワクしていた頃に戻りたいと嘆いているのではないかと私は考えました。
どうでしょうか、皆さまはどのように考えましたか?
想像力を活かせばこのように様々な見方ができますよね、もちろんこれは蝉の鳴く理由に限った話ではありません。
他の事柄にも活かすことができますよね。
私は今回蝉の鳴く理由を題材に、皆様に考える力や想像力等を大事にして欲しいという旨を伝えたいという思いからこの小説を書きました。
皆さまに上手く伝わったかはわかりませんが、1人でも伝われば良いなと願っております。ちなみに、私は蝉が苦手であまり好きではありません。