またもや移動
投稿時間試行錯誤中です。
よろしくお願いします
内装見学をすることはや3時間。
時間が正しいかはわからないが、その時間の中で魔法陣をまたもや見つけた。
今回はヘマをしないように遠目で見ただけだ。
しかも今回発見したのは1つではなく2つだ。
1つは先程のゴーストの部屋をまっすぐ行ってすぐのところにあった。
すぐって言っても飛んでだけど!
2つ目は一つ目の魔法陣を見つけて帰る道の途中左へといく道と少し先いったところに右へと進める別れ道があった。
そりゃあもう片方進むしかないか。
などとアホみたいなことを考え近い方の左への道を行ってみたらあったのだ。
やはり空を飛び回れると探す速度はレベルが違うな。
しかもまだまだ魔力に余裕がある。
やはり悪魔の体はすごいな。
強すぎて怖くなるわ!!
だが油断はあまり良くない。
ゴーストのいた場所に一度戻ろう。
あのゴースト達は実体がなく相手にならないだろうしね。
そして先程の場所に戻ってみるとゴースト達はいなかった。
どこにいったんだ?
別にゴースト達がどこに行こうが関係ないしどうでもいいっちゃどうでもいいのだが、あの人数の大移動....というよりどこにあの人数入っていたんだ?
ここの部屋そんな広くないよな?
あたりを見回すが今までの部屋と変わりがなく暗いだけ、なんの変哲もないそんな部屋だ。
だが休むのにはちょうどよかった。
(とりあえずここで休むか。)
本来悪魔は睡眠を必要としないが、すること自体はできる。
人間の時の習慣が未だ抜けていないようだ。
「食事の時間です。準備してください。」
目がキリッと覚める。
元々目覚めは悪い方ではないが、それ以上にスッと目が覚めた。
今日もやっているのか!?
どうやらまだゴースト達は出てきていないようだ。
出ていることに気づかないほど鈍感だと、致命的な事に後々なる可能性がある。
寝てる時襲われ気づかなかった。みたいな奴になりたくないからな。
そんなことを考えているとゾロゾロと壁の向こう側から現れる。
実に盲点だった。
ゴーストなら別に壁を透けるぐらいなんのそのだろうが、自分の常識と異なる世界のものだったためまったく気づかなくても仕方がない。
今日もあの食事の時間か。
それにしてもあの扉の向こう側が気になるな。
あの壁の向こう側に行くにはどうしたものか。
ぶち破るのは流石にまずいし...
ふむ....よくよく考えたら俺は魔法が使える。
そして魔力もあるならあれが、できるのでは?
ーー魔法之目
丸い球体がぷかぷかと浮かんでいる。
その目は魔力で作られたものだった。主に偵察用に使われるものだ。
難易度は中級ほどだが意外と魔力消費が激しく魔力の少なかった俺は使うことが少なかった。
少し使いずらいしね。
(行け〜)
魔力で作られた目が突き進む。
なんと壁を透けていった。
そこが偵察でよく使われた所以だった。
壁の先には魔法陣があった。
どうやら別の空間からあのゴースト達はきているようだ。
(そろそろこちらから動かないとな。)
魔法之目ーマギアイーにより魔力を込める。
魔法陣は重さに反応するものと魔力に反応するものがある。
あのゴースト達に重さがあるとは思えない。
ということは魔力で反応するものの可能性が高い。
魔力を込め魔法陣に近づく。
眩しい...
無事転移できたようだ。
魔法之目の映像は地面に写し出されていた。
目と直接繋がるが、地面に写す方が楽だからだ。
(やっぱいた。)
あのゴースト達が....数にすると200はいる。
かなり多いな。
あの広場にいたのは僅かだったってことか。
だが、ここはゴースト達の運動場と建物だけで何もないようだ。
(解除)
魔法之目が消える。
何かあったらいいなぁと思ったが、ゴースト達の育成場のようなものしかなかった。
俺の体や悪魔達もああやって育ってきたのかな。
大した成果はなかったが、これで残りの道が二つになった。
あのアナウンスがまた鳴る。
「それでは......」
だが途中で途切れる。
音が遠のき
.....足元が眩く輝く。
「なっ......!?」
下には魔法陣があった。
景色が切り替わる。
そして俺は元の部屋にいた。
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