街
「ここが宿屋だよ」
「おー」
石造りの三階建ての建物……よく転生ものや異世界ものを見ている人なら想像が容易いかもしれないけど、自分の語彙力ないから想像してくれ……
「たっだいまー!ハル姉いるー?」
カナはそう言うと、中へ入っていったそれに自分たちも続いた
「おかえりなさい、カナ、きちんと頼んだもの買ってきてくれたかしら?」
「もっちろん!こんなの朝飯前だよ!!」
中に入ってみると1階は食堂になっているらしく、お客さんが沢山いた
そしてカウンター席の方から、出てきたハル姉はすごく美人さんでした……あと巨乳……
もしやこの世界はよくアニメにありがちな顔面偏差値が異常に高い世界なのか?街で見かけた人Theモブでもそこそこ顔よかったし
自分からしたら全員顔いいけどな
「……あら?そちらの方は?」
「ハッ!……あ、ども、ユウと言います」
思考に没頭しすぎてしまったハッハッハ
「僕はハヅキです。お手伝いをしに来ました」
「ユウくんにハヅキくんね、お手伝いありがとう助かるわ」
笑った顔も美人さんずぎんよハル姉さん
ちなみにすごくお淑やかで髪の毛がゆるっとしてる茶髪の人です服装は、メイド服でも派手じゃなくて、長めのスカートの感じでもメイド服じゃないよ
「私の名前はハルカよ、よろしくね」
「「よろしくお願いします」」
「それで?ハル姉何手伝えばいいの?」
「そうねぇ……荷物を運んでくれるかしら。お礼はここに泊まっていってね」
お?!
「ありがとうございます!」
金なしで泊まれるよ!やったね!
「じゃぁ早速お願いするわ」
「はい分かりました」
よし葉月も了承したし、荷物運びに行くか
……はぁーつっかれた……
「……はふー……しぬ……」
「お、お疲れ様」
苦笑いで言ってきた葉月……うん分かるよ?自分でもびっくりしてるから、まさか……荷物が運べないほど力も体力もないとは……。
「眠い……」
「まだ寝ちゃダメだよ〜ご飯とかお風呂とかしなきゃ」
え〜〜〜〜〜〜〜だっるい……
けど汗臭いし入んないとな〜〜
お腹も空いたし……
「ほら、行こいこ?」
「うぃ〜す……」
どっこらせとなんともオヤジ臭い事を言いながらベットから降りる
……行くか
「てか風呂場ってどこよ」
「あさっき聞いたから大丈夫だよ」
「ないすぅ」
お風呂に入ってるとこは割愛させてもらうよ
「風呂もご飯も良かったなぁ〜」
「確かにね、でも髪の毛ぐらい自分でしたらどう?」
「やだめんどい」
「即答ーかい」
うんうん即答しますとも、我が人生はできるだけ楽をして生きたいんだ
え?じゃぁ誰が髪の毛乾かすのかって?
そんなの葉月しか居ないに決まってるじゃないですかやだなぁ
ベットで葉月の膝に乗りながら乾かしてもらってますよ?
眠い
「終わったぁ?」
「んー……うん終わったよ」
「じゃぁどいとくれわしゃ寝る」
「はいはいじゃぁおやすみ」
この甘え方葉月にしか出来ねぇな
他の人にやったら嫌がられるわ葉月は笑って許してくれたけども
そんな事を布団に潜って考えてるといつの間にか眠いっていましたとさ