休憩は??
中に入ると、天井から大きめのシャンデリアが吊るされていてすごく明るい
でもここ玄関ないスタイルなんだね
入った瞬間から大広間?みたいな所だし階段までレッドカーペットが敷いてある
ここから見た感じだと1階は通路が左右に別れてるのと、2階は階段から真っ直ぐと左右に別れてる
とにかく広い
「葉月の家広いのな〜」
「だよね、僕も最初さびっくりしちゃったよ」
「どのくらい広いんだこれ」
「んー……結構広いよ?僕幼いときから探検してるけど、未だに全部回ってないから」
「ひっろいのなーまじで」
「そうそうだから、着いてこないと迷子になるよ」
いやー……何か微笑しながら言われましても、冗談に聞こえないと言うか……冗談じゃないのかこれ
「あーちょっと待ってよ、森歩いてくたくたなんだよ」
「後で休憩あげるから、今だと服とかいいの?」
「あ、忘れとった」
「えー」
はい苦笑いされました
……悲しいのぉ
「とりあえずさっさと行こう、んではよ着替えて休憩じゃ」
「そうだね〜、こっちだよー僕の部屋階段から近いから疲れないよ」
「あーそなの?」
「うん、ほら着いた」
「はっや」
葉月の部屋に着くまでに時間かかったの階段が無駄に長かったこと以外なんもなかったなぁ
森とは大違い
それから葉月は部屋に掛けてあった鍵を開け、自分を招き入れると少し待ってと言い、奥の部屋に入って言った
「何かあるんですかー?」
「うーんこっちがクローゼットなんだよね」
「そかー」
……クローゼットって部屋があるものだっけ
広くない?ほんとに僕びっくりだよ?
というか、服探すの手間取ってんなぁ時間かかりすぎじゃろ
……あんま人の家で文句は言えないけども
「お!あった」
「あったー?」
「うん!あったよ!」
すごい喜びよう、何があった
「どれどれ」
「これこれ」
「……おー!いいじゃんそれ」
「でしょー!」
「うんうん」
葉月が持ってきた服は、黒無地の七分袖の服に、フード付きの紫のような赤っぽいようなの上着チャック着いてるから開閉可能!
けど地味に大きいね、そのダボッと感好きよ私
あとはズボンはまぁ普通どう言えばいいのか分からないけど服にあうズボンとだけ言っておこう
「どや?」
「おー似合う似合う」
「そかそか、この制服どうしようか」
「持っとけば?」
「持っとくの?もし見られて女装趣味持った人だぁって思われたりしません?大丈夫?」
「大丈夫だってー」
「そうかなぁ、まぁいいや持っとこ」
自分が上手く隠せればいい話だしな
「よし」
「ん?」
どうしたんだ急に意気込んで
「ゆうって旅したいなぁとか思ったりしてる?」
「そりゃぁ旅したいでしょ」
「良かったじゃまずゆうの魔法適性を調べるために、妖精の国まで旅しよう!」
「お、おぉいいけどこの世界魔法あるんだ」
「あるよーほら」
ほらと言って見せたのは指先に炎を灯したものだった
「まじであるのなすげー自分も使えるんかね?」
「それを知るために行くんでしょ?というわけで!」
「妖精の国まで」
「「しゅっぱーつ」」
「いえーい?」
「なぜ疑問形」
「何となく?」
しゅっぱーつが重なったおかげて笑ってし待ったじゃないか
とりあえずこれでやっと自分達の旅?が始まるわけだな