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この世界平和

やぁーっと帰ってこれた……

ちなみに、あの二人はまだらぶらぶしてるんじゃないですかねー

リア充滅べ……割と真面目に

とりあえず椅子座ろ


「それにしてもびっくりだわー」


ハルカさん?なんかぴんぴんしてるよ?わっかいねぇ

今も台所?に行って自分の分と、僕の分の飲み物と、お菓子用意してくれてるからね?優しい人だ


「カナさんが、ハヅキに好意持ってる事ですか?」


「うーんそれもあるんだけどね」


はい、っと飲み物の入ったコップを渡してくれたハルカさん、中見はお茶かと思ったら冷たいレモネードだった……おいしい


「何か、他にも?」


「いやぁー、まさか居るとは思わないわよねー」


飲み物片手に苦笑いで言ってるけど、主語ないよハルカさん!

僕何言ってるのか分からないよ!


「えーっと誰がですか?」


すると、ハルカさんはキョトンとして


「あれ?ユウくん知らないの?」


「え?」


何を知らないの自分、やばいの?知ってて当然な感じ?嘘でしょ?自分来たばっかよ?チュートリアルなかったのよ?知るわけないじゃないの全くー

とか言ったら引かれるの確定なので……


「なんの……ことです?すいませんあまり知らなくて」


そしたらあー、記憶喪失とか起こしてるかも……とかぼそっと言ってるけどね自分割と耳いいから分かっちゃうのよね〜

てな訳で、その設定貰うよん


「なんか……ハヅキに会う前の記憶が曖昧で……その知識が抜けてるみたいなんですよね」


あははと、軽く笑ってみせると、ハルカさんまた勘違いをしちゃってくれちゃってるね助かるけども


「あー、ユウくんまだ子供だから何かの目的で外に出てモンスターとかに襲われた恐怖とかで、記憶無くしちゃった感じかしら?」


「多分……」


あ”あ”あ”〜ほんっとごめんないね!ハルカさん!自分の都合よく使っちゃって、どっかのかっこいい二刀流剣士みたいになってるけど違うんだとりあえずごめんなさい


「えと、それで教えて貰っても……?」


「うん、覚えてないなら仕方ないね」


「はい、すいません」


「大丈夫よ」


頭ぽんぽんされた、地味に嬉しい……

んで、ハルカさんの説明はこう


この近くに魔王がすんでるって話はしたわね?

その魔王のおかげでモンスターが多いのは事実なのよ

魔王に近いほどモンスターは多いのでもどこも一定数はいるから、旅するなら気おつけてね

それで、その魔王の事なんだけど昔から私達と仲がいいのよ

うん確かに普通だったら、魔王を恨んだりするよね、魔王や、悪魔達はモンスターを生み出しちゃうから……でも私達はそれを長年かけて色々な人達が伝えられてきたの、だから私達は魔王や、悪魔達に恨みは持ってないの、話したことだってあるのよ?

あら、信じられない?確かに普通はそうだけど魔王とか悪魔って結構気さくなのよ

今の魔王は確か、お孫さんだったかしら……でも魔王や悪魔達は悪くなくてもモンスターは沸いてしまうだから、一応勇者とかいるけど、それはモンスターの中にいる魔王に匹敵するものを倒すためにいるのよ、魔王が前に「俺たちの問題だ」って倒そうとしたのを全力で止めたわ

(すごい笑ってらっしゃる)

だって魔王が倒したら一瞬でつまらないじゃない?

私達だって、平和すぎるのは嫌なのよだから勇者達に倒してもらうから魔王は倒さないでって言ったら気圧されながらも了承してくれたわ笑

でも、最近魔王より強いんじゃないかって話が出て、それで来ちゃったのか知らねー魔王

魔王は誰かって?いずれ分かるわよ


クスリと笑うハルカさん……よく分からんけどとりあえず魔王がこの街にいるのは分かった、うん


「理解は……ちょっと難しい話かしらね、普通は学校で習うし」


「あの1個いいです?」


「何かしら?」


「モンスターに……その……殺されたりとか「ないわね」……即答ですか」


「ええ!当たり前よ!?魔王達もその心配してたけど私達だって馬鹿じゃないわ、なんのために騎士団があると思ってるの!騎士団は世界各国にある街や村や都市全ての人が住んでるところに最低でも2人はいるわ、だから心配はご無用なのよ!」


ここまで一息、つか、自分も含むだけどこの人たちも、モンスターゲーム感覚で倒してるでしょ絶対


「あ、でも」


「どうしました?」


「罪人をわざとモンスターの前に置いて処刑はよくある事ね、流石の魔王もそれは許してくれたわ」


……え?えぐくない?えげつなくないですかそれいや、分かるの確かに罪人は悪いね、うん、でもさ、でもさ、The平和だったのにそんなえぐい処刑方法があるのね?意外だわ私


「まぁ、だから私達が殺されるとか心配しなくて大丈夫よ」


スッキリしたような顔をしているハルカさん


「そ、そですか」


魔王について語りたかったんですか?

でもまぁとりあえず……魔王はいい人なんだねおっけ


「た、だ、い、まー!ハル姉!」


帰ってくるなり自分を一瞥し、見せつけるようにハルカさんに抱きつくカナ……ブラコンかよ泣くぞ、向こうで兄弟から理不尽な扱い受けてた自分への当てつけかよ……


「おかえりなさい2人ともどうだった?」


「すっごい楽しかった!」


「楽しかったです」


「あらぁ良かったわぁー」


いやぁー平和だなー



魔王かぁー……あってみたい感あるよね

旅してたら会えたりするかなぁ

……って、息子にはあってるなそういや







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