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森の散歩
短い
「さてと!あの子達はまだまだいるみたいだけど、私達は帰りましょうか!」
そう言ったハルカさんは、立ち上がり2、3回スカートをはたくと弁当籠を持って歩き出した
「あ、ちょ、待ってください」
まだ夕飯には時間があるのか、森のお散歩中……帰らないの?
「いやぁー、まさかカナがハヅキくんに気があるとはねー……」
「あっははー、ハヅキは無意識に落としますからねー……もしやハルカさんも……だったり?」
すると、ハルカさんはピタリと止まり、くるりと振り返ると
「それはないよー、あるとしたら……お母さん気分?」
少し笑いながら言うとまた歩き出した
なんだぁ……あったら面白かったのに
「でもまぁ……お母さん、納得です」
笑いながら言ってしまった
ハルカさんはむーってリスみたいに頬ふくらましてる
面白いなぁ