英雄譚の舞台は、昔も今も変わっていない。
魔法人の国である「魔法王国」と、純人の国である「純人王国」だ。
一つの大河とほぼ一致した境界線によって区切られた両国には、なだらかな大地が広がっていた。
気候的にはやや寒冷。晴天は少なく大体いつも薄曇りで、時々しとしとと弱い雨が降る。
そんな地域に点在する町は、特色で呼ばれることが多かった。
例えば、旧都。
例えば、鍛冶町。
例えば、港町。
最後の英雄譚のその後も、舞台が残り続けるかは分からない。
故に、無くなる前に。
最後の英雄譚の舞台を、ここに記しておく。
