ゴーシン
チャーリーから計画実行が近いことを告げられた雄太は困惑をしているとティルからニョロンという人物の話を聞かされる・・・
ティルから話を聞いた雄太は強い口調で笑いながら言う。
「鼓舞だかタンコブだか知らないけどニョロンとかいうやつを簡単に倒してやるぜ!!」
「(すごい、この人!!あのニョロンを簡単に倒すと言えるなんて・・・!)」
〈※注・・・雄太はニョロンの危険性を知りません。〉
ニョロンを倒すと聞いたティルは希望を抱いたのか目を輝かせていたのであった。
「僕も・・・僕も・・・雄太さんの・・・!!」
「雄太さんの・・・何か?」
「誰だお前?」
「あ、あなたはっ!!」
突然二人の元に現れたのはあの【ゴーシン】であった。
「村長、ティル・・・君達は忖度しているのかな?」
「い、いえ!!おい、市川っ!!倒してやるぜ!!」
「やるか?」
ゴーシンが目の前にいるので急に演技を始めたティルだったが雄太の一言で二人とも少しびびっていた。
「・・・」
「・・・やり手か?」
「それよりあんたは誰だ?」
「ああ、僕かい?僕は【ウィリアム・ゴーシン】というんだ。フフフ・・・既に君の情報は掴んでいるよ。」
「ほぉ・・・!陸軍の面子やな。俺に何の用だ?」
「何の用だと!?あ、いや・・・二人の調査をしてこいと・・・」
「誰に依頼された?」
「びくっ!ぼ、ボーリックさんとラドンコさんです!!」
「ランドコさん?」
「違います。」
「ラドンすきさん?」
「それを言うなら【うどんすき】じゃ・・・」
「自分はうどん好きか?」
「苦手です・・・」
「この野郎!!ゴーシンがぁぁっ!!」
「(え、そこでキレられるの僕!?)」
「俺は・・・【やきうどん】が好きだな。」
「僕は・・・【冷やしうどん】です。」
「ティルさん、良いな!冷やしうどん!!」
「(あのー、話がとんでもないほど脱線していますよー・・・!!)」
なぜか漫才みたいなトークと化し、【ラドンコ】から【うどん】を連想してしまったのだがこれでは終わらない。
「おい!ウィリアム王子!」
「王子!?いや、そう!僕は・・・王子!!さあそこの下僕民よ!!僕のくつをなめて綺麗にしやがれ!!」
そういうとゴーシンは雄太の顔の近くにくつを持ってきたのであった。
ーー
ゴーシンの顔が雄太にボコボコにされたせいか少しへこんでいて鼻血が少し出ていたのである。雄太はゴーシンの服の後ろの襟をつかんでニヤニヤしていた。
「・・・前が、見えねえ!!」
「どうなされましたか王子?一体誰にやられたのでしょうか!?」
「(あなたでんがな・・・!)」
心のなかでつぶやくティル。そしてすぐに顔が元に戻ったゴーシンの口から衝撃の発言が飛び出すのであった。
雄太とティルの前に現れたウィリアム・ゴーシン・・・彼は敵か味方か・・・!?




