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さすが村長

 村にやって来た敵軍の【村上虎太郎】と雄太は話し合いをすることに。すると二人は打ち解けたのか話が弾んでいたのだった。

 敵同士にも関わらず打ち解けていた雄太と虎太郎。しかしここで虎太郎は険しい表情に戻り核心をつく質問をしたのだ。



 「お前、どうして俺達の元にやって来たのだ?」



 「ああ、俺はいつの間にかこの世界(・・・・)にいた。本当は別の異世界に居たんだけどそこで撃ち殺されて気が付いたらここに・・・!」



 「え!?他の世界にいたのか!?それとスパイをしに来た理由も教えてほしい!!」



 すると雄太も険しい表情に戻り、スパイになった経緯(いきさつ)を語る。



 「ああ、いつの間にかこの世界の村の村長になってしまってね。その村のために戦わねばならないのと俺はお前達がいる村の孤児を預かっているんだ。だから彼らの村を取り戻すために戦うのだ。まあ計画はあって村の外に敵を集めて倒すと言う戦略を考えている。普通敵にこんな話をする俺はおかしいんだけどな(笑)。」



 なぜか雄太は敵であるはずの虎太郎に計画を漏らしたのだ。確かに本来なら敵に質問されても味方の作戦などを語る人物など普通はいないが・・・しかしそれを語る雄太には理由があった。



 「雄太、作戦があるだろうに敵に塩を送るような情報を与えてしまうとはな・・・」



 「いや、お前は敵にしては何か雰囲気が違う。俺は何となくお前を信用できるんだ・・・!!」



 しかし二人の会話を見守るニラーゴとハルコは当然雄太の情報を与えた行為にドン引きしていたのであった。



 「私、あの子を過大評価しすぎていたわ!」



 「自分もだ。まさか作戦を台無しにするようなことをするとは・・・村長どころか人としておかしい。」



 二人の怒りは当然ではあるが雄太はそれを言えば自分の方が不利になるのは分かっているはずである。にも関わらずなぜ自分の計画や正体を漏らしたのか・・・



 「まあ、お前はなぜか信頼できる雰囲気がある。」



 「さすがだな雄太。」



 二人は笑みを浮かべていたがニラーゴ達は本気でぶちギレ寸前であった。



 「(もうあの村長は信用できない!!)」



 「(本当に呆れたわ!!)」



 しかし二人の元に村会議員でスパイ軍の副リーダーである【クリアー・キープス】が現れてニラーゴ達に言う。



 「さすが村長だ!」



 「ちょっ・・・クリアーさん!!どういう意味ですか!?どこが『さすが(・・・)』なんですか!?」



 「そうよ!!大事な計画を漏らして!!」



 「あなた達は単純にしか考えていないでしょうね。だから村長の考えを理解できないんだ。」



 「?」



 「え?」



 「別にあの男が敵軍のリーダーに漏らしても大丈夫だよ。」



 「・・・と言いますと?」



 クリアーが放った『大丈夫』の意味とは・・・?そして雄太はなぜ虎太郎に計画を漏らしたのか・・・!?

 なんと計画を漏らしてしまった雄太。ニラーゴとハルコは激怒するもクリアーは雄太の姿勢を評価する。なぜ漏らしても大丈夫なのか・・・雄太はそれを理解しているのだろうか。

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