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雄太のうた

 会議は進み、そこで提案されたのが【ランデブー・クリンチ】作戦。過去の戦争で勝利に導いた作戦と言われているがその内容とは・・・!?

 この日はあれから【ランデブー・クリンチ】についての議論はなかったが会議を終えると子供達が雄太の元にやって来たのだ。


 「お前達、どうした?」


 「何か歌って!」


 雄太に歌をリクエストしたのはアキであった。すると雄太は何かを探しに行く。


 「ちょっと待っててな!」


 「?」


 雄太が部屋から用意したのは手に持てる小さな丸太棒とまな板のような形をした厚い木のフタであった。すると雄太は木のフタを丸太棒で叩いてコンガのようなノリノリになる音を鳴らしたのだ。


 「みんな~、歌うよ~!!せーの!」



 『大切なはずの人が僕のもとを~去っていった寂しい子供時代~僕を大切にしてくれた~、人がいた~。どんな寂しい時期であれど支えてくれる人がいる~。今も同じ環境の子供達がいるから僕はそんな人を支えて~あげたいんだぁ~♪』


 「村長・・・!」


 歌を聞きつけたニラーゴは雄太を見つめていたが何も強く説教したり指摘したりすること等はなかったのである。


 「(村長、あなたも(・・・・)苦労されてきたのですね!!)」


 『周りに馴染む時間があたえられずに生きてきたからこそ~繋がりと言うのは大切だな~と思う~♪』


 歌う雄太と共に子供達も踊り出していた。


 「(あの子達・・・何か感じることがあるんだ。)」


 ニラーゴは子供達が雄太の歌を聞いて感じることがあったのだと理解していたようで引き続き見守っていた。




 ー(えん)(詞・市川雄太/松浦長光)ー


①大切なはずの人が 僕の元を去っていった 寂しい子供時代 僕を大切にしてくれた人がいた


 どんな寂しい時期であれど 支えてくれる人がいる 今も同じ環境の子供達がいるから 僕はそんな人を支えてあげたいんだ


 周りに馴染む時間が 与えられずに生きてきたからこそ 繋がりと言うのは大切だなと思う



 ②いじめられていた時も トラブルに巻き込まれた時も こころに傷をつけて 笑顔を咲かしてごまかしていたよ


  そんな僕も時間の流れと 共に大人になったんだ 僕のような思いをしている人達を 歌うことで励ましてあげたいんだ


 家族との絆も少し ひびが入る複雑な家庭さえ 僕の人生にとって意味のあること



 周りに馴染む時間が 与えられずに生きてきたからこそ 繋がりと言うのは大切だなと思う


 未来へ進むために どんな経験も活きるんだよ だから縁というものは大切だったんだ



 ーー


 子供達に歌を聞かせた雄太の顔は笑顔であった。子供達も雄太の歌を聞いて安心したのか笑顔を見せていた。


 「さすが、村長だ・・・!」


 「お兄さん、あの人は何者かしら?」


 「あ、ハルコ!」


 ニラーゴの隣にやって来た背の高い女性は【ハルコ・クラシエ・ニラーゴ】と言い、ニラーゴの実の妹である。


 「最初は他に村長はいないのかしらと思っていたけどあの子(・・・)なら大丈夫ね!」


 「あの子・・・って・・・」


 「あの子はあの子よ。村長に任されたあの子が子供達にどれだけ寄り添うかこれからが正面場よ。」


 「本当だな。」




 ー海を渡ろう(詞市川雄太/松浦長光)ー


①冒険の地を目指すなら まずは海を渡ろう あの海のさらに向こうに 別の世界があるんだよ


 海をわたればそこには 何かが君を待っている さあ勇気振り絞り 海を渡ってみよう


 海を渡ればそこは ファンタジックな世界


 ワクワクドキドキ スリルな冒険 今まで見てないものが見えるよ 熱いハートで大冒険だ 君も一緒に行こう、行こう!



②どんな風が吹いたって 行きたい場所がある 雨が降ってもその海を 渡ることだけ考える


 海を渡ればそこは 未知が潜んだ新世界 海を渡ればそこからは 君が主人公なんだよ


 新世界にはいつも 不思議がいっぱいだ


 ワクワクドキドキ 冒険心を くすぐる物語が始まるよ 熱いハートで大冒険だ 僕は世界を歩く、歩く



 冒険の始まりを 告げる鐘が鳴る


  ワクワクドキドキ スリルな冒険 今まで見てないものが見えるよ 熱いハートで大冒険だ 君も一緒に行こう、行こう!Oh yeah!!



 ーー


 即興で歌を作る雄太の姿にニラーゴとハルコは感心するばかりであった。しかし・・・


 「(あ、あの村長・・・もしかしてトランビュートか!?)」


 雄太の家をのぞく軍服の男性がいた。しかも雄太をその名で(・・・・)呼ぶということは・・・!?

 子供達のために即興で歌を作る雄太。しかし村に招かれざる軍人の姿があり・・・!

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