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福浦竜造村長

 世話する孤児が増えた雄太だが自分の過去を振り返り、子供たちを守ることを決意する。すると雄太の元に周参見という人物が現れて・・・

 村を訪れた周参見の目を見て話を聞こうと耳を貸す雄太であった。


 「とりあえず話は聞きましょう。」


 「そりゃあありがたいです。」


 「親しい人ってだいたい誰かは予想についていますがあの人(・・・)ですよね?」


 「はい!【ヨセップ・チェイニー】氏です!」


 「(やっぱりな。)」


 予想通りの解答に少しため息をついた雄太であったが彼らが会わせたいヨセップと知り合いの村長について話を聞く。


 「ところで周参見さんが会わせたい村長ってどんな方でしょうか?」


 「はい!名前は・・・あっ・・・!」



 ー一時間ほど前ー


 周参見は村へ行こうとした時、福浦は周参見に言う。


 「福浦村長!ではヨセップさんのゆかりの村へと行って参ります!」


 「気を付けてな。それと周参見よ。」


 「はい?」


 「間違っても戦いの場では村長である私『福浦竜造』の名前は出すなよ・・・!」


 「勿論でございます!了解しました!」


 周参見は福浦の言葉を聞いては敬礼のポーズをして了解したのであった。



 ーー


 ミッケル同様福浦に戦地で名前を出すなと言われた周参見はそれを思い出して少し戸惑っていた。実際雄太のいる村も場所的に安全なだけで正確には戦地のエリア(※1)であるからだ。


 「・・・どうしよう。」


 「周参見さん?どうされたんですか?」


 福浦の名前を出してはいけないと悩む周参見の顔を見て雄太は心配したのであった。


 「いえ、村長の名前を戦地で出してはいけないので紹介しづらいと・・・」


 「敵地やと困る。」


 「はい?」


 「別に交友関係のある村なら出してもいいんじゃないですか?僕も敵地だと名前を出されたらスパイの身でもあるので困りますけど交友関係のある場所なら出しても問題ないですよ。もし周参見さんの村の村長が怒ったら『僕がしつこく名前を聞いてきた』と言って構いません。そこから話をしますんで。」


 「ほ、本当でしょうか?」


 「ええ!()はつきません。」


 「ありがとうございます。我々の村の村長は【福浦竜造】と申します!」


 「(福浦・・・竜造・・・!?)」


 自分と同じ漢字表示の名前と気付いたのか雄太もまた戸惑いを見せた。


 「どうされましたでしょうか?」


 「いえ、なんでもないです。(まさか俺と同じ世界から来た人間なのだろうか?)」


 雄太は自分と同じ世界の人物ではないかと推測したが実際に会ってみないと分からないので直接面会する必要があるのだ。


 「(まあ一度会う必要があるかな・・・)周参見さん、良ければ福浦さんに会わせてもらえないでしょうか?」


 「え・・・!?」


 雄太は是非とも会いたいことを周参見に伝えると周参見は笑みを浮かべた。

 周参見と出会って福浦に会いたくなった雄太。お互いに面会したい思いが結ばれようとしていた・・・!



 (※1)【外務省】の【海外安全ホームページ】では外国の治安情報(危険情報)が掲載されており【無印『危険情報なし』】【レベル1『十分注意してください。』】【レベル2『不要不急の渡航は止めてください。』】【レベル3『渡航は止めてください。(渡航中止勧告)』】【レベル4『退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)』】とレベル4まである。この世界に【外務省】の【海外安全ホームページ】があるならば【危険レベル3】の地域くらいと思われる(ユリ達の村は【危険レベル4】である)。

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