来訪者
スーイからボーリックへの憎しみを聞いた雄太は何かを思っていたがその後、雄太の元に再び孤児が現れて・・・!
その頃、雄太が居る村から少し離れたある集落にて住民達が集まっていた。
「さあ、皆の者!これからあの村へ行くぞ!」
「まさか!?喧嘩を売る気でしょうか!?」
「そんなことはしないぞ。あそこの新村長とヨセップを通じて話をさせてもらう機会を頂けた。ボーリックを打倒するためこれが重要な出来事となる。」
「・・・!」
この初老で眼鏡をかけた白髪角刈りの男性は【福浦竜造】という人物で雄太達と同じタイプの名前である。
「福浦村長!我々はこの集落を守るため村長についていきます!」
「まかせたぞ。時にミッケルよ・・・」
「はい?」
「間違っても戦いの場では『福浦竜造』の名前は出すなよ・・・!」
「了解しました!」
目を光らせて福浦は言うと集落の民の一人である【ミッケル】は敬礼のポーズをして了解した。どうも彼らも戦争に関わっているようだ。
「よろしい。ところでミッケルよ。新村長の元へと使いはよこしたか?」
「はい、ちゃんと一人送りましたよ!もうすぐ到着予定です。」
ー雄太の村の村長邸ー
その頃、雄太の元に現れたのは男児一人女子六人(アキラ、ユミ、ミチヨ、メグミ、アヤカ、ユウ、アズサ)だ。
「この子達も被災孤児のようだな。」
「はい、彼らも親という存在を奪われた・・・」
「親・・・か。それなら俺が何とかしてやらないとな。」
雄太にはなにか思うことがあったのか神妙な表情で子供達を見つめていた。
ー27年程前ー
砂利が敷かれた車の駐車場。近くには小さな神社がある・・・大阪の祖父母の家の近くの駐車場で雄太と弟はビデオ撮影する母と祖父母の近くで思いきり遊んでいた。すると雄太は撮影中の母に向かって石を投げたのだ。
「こら!危ないやろ!」
怒る母に対して悪びれた様子もない2歳頃の雄太・・・しかしこの雄太の家族のいる光景の中にいない人物がいた。本来の家庭ならいるはずの人物である。
ーー
自分も既に家族が欠けていただけに雄太は子供達のことが他人事ではなかったようだ。
「(この子達は幼いのに今、苦しい思いをしている。俺がこの子達を守ってやらなくちゃ・・・!)」
するとドアのノックが聞こえたので雄太は玄関のドアを開けると若い男性が居た。
「はーい・・・ってあなたはどちら様で?」
「ああ、すみません。私は【周参見一允】と申します。」
「周参見野?」
「周参見野じゃありません!す・さ・み・です!!」
「ああ、周参見さんかあ。」
「何ですか!?その薄い反応は!?」
雄太は塩対応と言わんばかりの薄い反応をすると男性は突っ込んできたのだ。雄太は男性の突っ込みに少したじたじになりながらも快く出迎えることにしたのであった。彼は周参見一允といい服装は雄太の村とは違い、江戸時代の着物姿みたいな服装であることから違う場所から来たと思われる。
「突然の訪問をお許しください。」
「別に構わないけどどうされましたでしょうか?」
「はい、あなたと親しい人の知人である我々の村の村長とこれからについて話し合いをしてほしいのです・・・!」
「話し合い!?」
突然話し合いを持ちかけられた雄太は戸惑いを見せるも周参見の目は強く訴えるような瞳であった。
新しく孤児を迎えた雄太の元にやって来た周参見という人物。彼らの村長とヨセップとの関係はいかに・・・!?そして福浦との関わりとは?




