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欠けた記憶への手掛かり

 修行を終えた雄太はテレビを見ると議員の会議が中継されていた。雄太の無実を確信する議員やヘリコプター墜落の罪はないと主張する法の長官など雄太に有利な発言をする者も増えてきた。これらが雄太に追い風を吹かせるのか・・・?

 雄太がテレビを見ていることに気が付いたアスラムはすぐにテレビを消して雄太に声を掛けたのである。


 「もう時間(・・)だろう?そろそろトランビュート駅へ行こうか?」


 「はい!(え?この人俺のことを知っているのか?)」


 雄太はアスラムに対する疑問を抱いたがとりあえず道場着を脱いで制服に着替え直したのであった。そして車に乗せてもらいトランビュート駅へと向かう。


 「みなさん!ありがとうございました!」


 「また来いよ!」


 道場の仲間達に挨拶をすると助手席に座る雄太は駅に行くがその車内で運転席のアスラムから質問をされたのである。


 「なあ、さっきのテレビを見ていてどう感じたか?」


 「え、あの会議でしょうか?(修行の話じゃないのか・・・?)」


 「ああ。何か君は心当たりがあるように見えたわけだが・・・」


 「いや・・・何でもないですよ!気になっただけです(笑)!」


 「それならいいが・・・」


 急にテレビの話と自身との関連性を聞かれた雄太は苦笑いしながらごまかすも苦笑いの裏にバレるのではという不安が見受けられた。


 「(やばい・・・一挙手一投足でも見抜かれる危険性があるのか・・・!恐ろしい!早く元の世界に戻りたい!!)そんなことより修行の話を・・・」


 「そんなこと(・・・・・)だとぉ!?」


 「ひっ!?」


 突然激怒したアスラムに雄太は驚いたのである。しかしすぐにアスラムは冷静になり少し事情を説明したのである。


 「あの事件は僕と深い因縁がある!時の国のリーダーであった【ロイ・ベアータイン・ミンキー】のせいであんな事件が・・・!」


 「え?べあーた・・・い?」


 「ああ、あの男が『首都ゲート爆破事件』や『トランビュート事件』などの事件が起きるきっかけを間接的に作ったのだ!」


 アスラムはある事件への怒りを雄太に訴えるが雄太は何のことか当然分からないので戸惑いを見せていた。


 「分かるだろう!?酷い事件だったからな!!」


 「え、ええ・・・そうですねぇ・・・(いや、分からないよその事件・・・)」


 雄太は苦笑いをしながら相槌を打つしかなかったのであった。するとアスラムは雄太にある話をしたのだ。


 「それとパリーヌ君、君は()について関心はあるか?」


 「薬・・・ですか?関心はありますがあまり医学には熱心ではないので詳しくは・・・」


 「そうか。それなら機会があればある薬(・・・)の撲滅に協力してほしいのだが・・・」


 「ある薬?」


 その薬とは何か・・・アスラムの口から語られる話は雄太にとって重要な話となるのだ!


 「ああ、その薬とは上級家系の人間でも購入が難しいと言われていて公安警察や司法関係など一握りの官僚が持っていると言われている『記憶を部分的に消す薬』だ!」


 「記憶を・・・消す薬!?」


 雄太は記憶を消す薬の存在を知るやいなや深刻な表情をしながら話を聞くのであった。


 「ああ、飲んだ日から何日かはランダムらしいが薬の効果が出始める日までの記憶を消すという薬だ!」


 「つまり飲んだ日から数日間の記憶が消えるということでしょうか!?」


 「ああ。この薬は一応劇薬の部類に入れられていて普段はお目にかかれない代物だが最近一部の官僚が都合の悪い人間の記憶を奪うために飲ませている事案が少し増えているんだ。」


 「か・・・官僚が!?何で!?」


 「勿論都合の悪い情報を持たれていたらそれを世間に流された時に国家の信頼が揺らぐからね。」


 「(もしかしてあの裁判の俺の発言はもしかしたら・・・!?)」


 「見に覚えがあるのかい?」


 「いや、身の毛もよだつ薬だなあと・・・(もしかしたら俺もその薬を!?)」


 雄太はライチに殴られてから死刑執行までの記憶が一切無いことをもう一度振り返るとやはりこの間の空白の期間に何かがあったのだと認識し、薬の話である程度の辻褄が合うと確信したのだ。


 「(なるほど、それなら確かに記憶が無いわけだな。)」


 しかしまだ薬の正体などは一切不明のためまだ薬が原因かは確定ではないとも雄太は考えていたのだ。ただし可能性があるとすればこの薬の話はこれまでの雄太の異世界での流れに一番繋がるのだ。そして雄太は決意と質問をするのであった。


 「あの・・・アスラムさん。僕、協力します。」


 「!!」


 「それで聞きたいことがありまして。」


 「なんだい?」


 「その薬で奪われた記憶を取り戻す方法はありますでしょうか?」


 「え?それは・・・ある!ただし、簡単じゃないぞ。」


 「教えていただけないでしょうか!?」



 記憶を元に戻す方法も存在し、それをアスラムから聞き出す雄太。そんな中、雄太を乗せた車が通る道に怪しい四人組の男性がいた。服に『G』と書かれていることから職業Gメンと見られる。左から・・・



 ●ジェイソン・リンギット(職業Gメン5期26年目)


 ●アワ・ディルハム(職業Gメン2期8年目)


 ●グレゴリー・ペソ(職業Gメン3期15年目)


 ●エストラダ・リラ(職業Gメン10期54年目※72歳、先日更新)



 リンギットはリラに質問をした。


 「あれはアスラムさんの車だ。リラさん、外交官があんなことをしていて良いのでしょうか?」


 「あくまでこれは【()】であるがこの内容や今後次第では評価に繋がる。」


 「なるほど・・・」


 彼らの評価の基準とは一体?そして職業Gメンの詳細と雄太の今後の行方はどうなる!?ちなみに四人がアスラムのGメンかどうかは現時点では不明である。

 雄太の記憶の手掛かりとなるのは記憶を消す薬か。そして記憶を元に戻す方法も存在した!いよいよ雄太のこれまでの謎に少しずつ触れてきたが職業Gメンなる存在も登場し、新たな展開となる。

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