外交官の脅迫、アスラムという謎の男
公園内で因縁の警察官である【ライチ・ジャックス】と再開した雄太は正体を見抜かれることなく難を逃れたのであった。そして駅前広場で元の世界に帰るための情報を集めようとするのだが・・・
【トランビュート駅前広場】
トランビュートの駅前広場にやって来た雄太はここで一人一人に声を掛けて何らかの情報を得ようとしたのであった。ただしこの世界の人柄は不明なので突然知らない人間に話しかけられても答えてくれるかどうかは分からないのではあるが。
「さあ、ここで情報収集だよ。」
雄太は表情をキリッとさせると誰か気さくそうな感じの人を探す・・・が・・・
「あのー、すみません。ちょっと聞きたいことがありまして・・・」
「あ、貴様誰なんだよ!?撃ち殺すゾッ!!」
なんと雄太が話しかけた大人しそうな男性は銃を懐中から取り出して雄太の額に銃口を突き付けたのである。
「あ・・・あ・・・あ・・・!」
「殺されたくなければ消え失せろ、クズッ!!」
「すみませんでした~!!」
命の危険を感じた雄太はすぐさま駅前広場から近くの住宅街へと逃走して事なきことを得たのである。
「こ・・・殺されるかと・・・思った!!はぁ・・・はぁ~!!」
雄太は息を乱しながら再び駅前広場に戻ると先程の男性はいなくなっていた代わりに別の男性が雄太の元にやって来たのである。その男性は先程の男性と顔は似ているが眼鏡をかけているという違う点があった。
「やあ、急にごめん。ちょっと聞きたいことがあるんだ。」
「え、ええ!?」
「名前は何て言うのかな?」
「(何だこの人?)ぼ、僕はいち・・・いや、【パリーヌ・トランビュート】と申します。30歳です。」
「ああ、僕は【アスラム・シャンプー】だよ。【オグロ諸島】の外交官なんだ。」
彼は【アスラム・シャンプー】といい外交官だという。雄太は突然話しかけてきたアスラムに対して不信感を抱いていたので少し警戒していたのである。
「外交官を名乗るあなたが僕に何のようで?」
「ああ、実は君の力を見せてやってほしいんだ。」
「はい?(何なんだこの人は!?突然意味の分からないことをいいはじめやがって。)」
「パリーヌ君?どうしたのかな?」
「あ、いや。すみません・・・(急に意味の分からないことを言われたら誰でも警戒するわ。この野郎!俺をなめているのか!?)。あの~能力については・・・」
さらに意味不明な発言をするアスラムに雄太は不信感を通り越して殺意を抱きはじめたのであった。するとアスラムも懐中からなんと拳銃を取り出してきたのである。
「ああ、拒否権はないよ。拒否したらその場で射殺するよ。」
「え?」
「僕に従えばいいんだよ。僕の指示に従えば君は絶対人生を良い方向に進めることが出来る。あの人の計らいを無にするようなら君には死んでもらうがな?」
「あ・・・いや・・・はい・・・よく分からないけど能力とやらを見せたら・・・良いのですね・・・!?」
「ああ。」
「(あかん・・・情報を集めるはずが何でこのような展開になるんだよ・・・!つーかあの人って誰よ!?)」
もはや意味の分からない展開になっているため雄太は頭の中がぐちゃぐちゃしてきたのであった。しかしこのまま射殺されるわけにはいかないと雄太はアスラムの話を聞くことにしたのである。
情報を集めるどころか謎の外交官【アスラム・シャンプー】に絡まれた雄太は彼に従うしか道はなくなったのである。そして彼から衝撃の情報を得るとはこの時雄太は知らなかったのだ・・・!
※次回は2月8日更新予定です!




