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トランビュート冒険記①

 雄太はヒートンの旧知の仲である【アルカディア・キンバス】から【レンスビレッジ】の行き方を聞いて旅立つ準備をする決意をしたのであった。一方でアルカディアの弟である【カルスト】が話し掛けていた男性は・・・?そして雄太はヒートンの後押しを受けてトランビュートを回るのであった。

 雄太はヒートンに背中を押されて外に飛び出すと制服姿のまま元気にはしゃいだのであった。


 「やっほー!旅が始まるぜ!」


 しかしはしゃいでいると街の人びとから白い目で見られてしまったので雄太ははしゃぐのをやめて大人しく歩くことにしたのである。


 「(し、静かにしよう・・・)」


 そして雄太は【トランビュート】郊外へと向かい、そこで小さな集落の村を見つけたのである。


 「あれ・・・村だ。」


 トランビュート郊外に村があると聞いていなかった雄太はとりあえず村にいる人に声を掛けようとしたのである。すると・・・


 「あのー、すみません。この村はなんという名前でしょうか?」


 「貴様・・・何者だ!?立ち去れっっ!!」


 雄太が話し掛けた農民らしき男性が突然機関銃を取り出して雄太に向かって乱射してきたのである。


 「わわわ!危ないよーっ!」


 「黙れ!!村から出て行けっ!!」


 「ごめんなさい~~っ!!」


 乱射攻撃から無事回避して逃げることに成功した雄太は汗だくで息が乱れていた。


 「はぁはぁ・・・(もう二度とあの村に行くもんか。)」


 そして雄太は村の方を向くと険しい表情を見せて【トランビュート】の方へ全力で駆けたのである。そしてトランビュートに戻るとある建物を見つけたようだ。


 「(あそこならなんか情報はあるだろうな。)」


 雄太は建物の中に入ると受付のような場所があり、女性がそこで雄太の方を見つめていたのだ。雄太は視線に気付くと軽く会釈すると女性も挨拶返しのように会釈してきたのであった。


 「(・・・)」


 しかし雄太は何を緊張してしまったのか何も喋ることが出来ずにいたためか外に出ようとしたときであった。


 「あの・・・あなた、何か御用件があるのでは?」


 「あ、はい・・・」


 女性に突然声を掛けられて少し戸惑う雄太であったが彼はどこへ何しに来たのだろうか?すると女性は雄太に質問をするのであった。


 「あのー、行きたい場所はどこでしょうか?」


 どうやら雄太がやって来たのは観光案内所のようである。


 「あ、あ・・・トランビュートの辺りで人があつまってそうな場所はありますでしょうか?」


 「人が集まる場所でしょうか?この【トランビュート】の中にある巨大な公園【トランパーク】という場所なら時々人が集まりますよ。」


 「・・・そうですか、ありがとうございます!(そうだ!公園なら人が集まるはずだ!)」


 雄太はトランビュートの公園【トランパーク】へと向かおうとしたが・・・場所が分からないようだ。


 「すみません・・・場所が分かりません、あははは!」


 すると女性は雄太にある紙を渡したのだ。雄太はその紙を受け取って開いてみるとなんと【トランビュート】の地図だったのである!


 「こ・・・これはトランビュートの地図!これなら色々な場所に移動出来るぞ!ありがとうございます!」


 「どういたしまして。お気をつけて!」


 「はい!」


 雄太は受付の女性に感謝するとすぐに外に出て【トランパーク】へと向かうのであった。すると女性はニコッと笑うと意味深なことを呟いたのである。


 「(レンジに導かれし子・・・市川君。)」




 【トランパーク】




 そして雄太は緑が広がる自然公園【トランパーク】に到着した。そのトランパークは本当に大きく自然の緑が鮮やかで美しかったのだ。


 「ここなら人が・・・いない。」


 どうやら休日ではないのか人が全然いないのである。雄太はとにかく公園内を回るもやはり誰もいないのか人の姿を見かけないのだ。


 「おーい、誰かいませんかぁ?」


 雄太の声に反応するものはなかったのである。


 「・・・誰もいない。ん?」


 すると先程カルストと会話していたベレー帽の男性がいた。雄太は様子を見ると男性の方から雄太の方へと向かってきたのである。


 「やあ!君!」


 「あ、はじめまして!おじさんはどちら様ですか?」


 「俺はこの【トランビュート】で画家をしている【サード・ミランダ】と言う。よろしくね!」


 「あ、僕はチャンス鉄道に入社したばかりの【パリーヌ・トランビュート】29歳です。よろしくお願いします!」


 「そうか、よろしくな。俺は画家9期目54年目で明明後日(しあさって)に更新出来るかどうかの判断が下るんだ。」


 「画家だったのですね!?スゲー!」


 「まあ画家だけでは食べていけないから副業もしていてこちらはまだ更新まであと4年残っているがな。」


 「いやいや、専業とか兼業とか関係なく画家ってだけで尊敬できます!!」


 「あ・・・そうか・・・!?」


 目を輝かせる雄太にミランダはタジタジであった。そしてミランダは慌てながら雄太に言う。


 「あ、俺はこれから用事があるから帰る!また会おう(・・・・・)!!」


 「あ、はい。」


 そしてミランダは雄太の元から去っていったのだが雄太はミランダの様子を見て何かを感じていたようだ。


 「(あの人・・・何か怪しいな。)」


 雄太はミランダを見つめながら何かを感じ取っているようだ。そして再び雄太はどこかへと移動し始めたのだ。

 数々の波乱が続く『雄太の【トランビュート】の旅』は地図を手にいれて少しずつ旅の出来る範囲が増える一方で雄太のことを知る面々が動き出そうとしていることを雄太は知らなかったのだ。

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