一難去ってまた一難
警察に追われた雄太はある野球帽の人物に会うといつの間にか先に発見したヘリコプターの近くに来ていたのである。そしてそのヘリコプターで島からの脱出を計るのであった。
雄太はヘリコプターに乗り込むと操作マニュアルを目に通して運転をしたのである。
「普通なら免許がいるはずだけどこの世界は本当にフリーダムだ!!」
そしてヘリコプターは空を飛んだのである。もちろんプロの操縦ではないのでヘリコプターの動きは不安定だが追われる身の雄太にとって最高の逃亡手段!!必死で操縦して島から少しずつ離れたのである。
「(やった・・・逃げられたよ。しかしあの野球帽の人は誰だったんだろ・・・)」
すこし気になることはあった。だけどそんなこと考えている場合じゃないのである。とにかく今は追っ手が来る前に遠い地へとむかうのだ。
「(まさか俺がヘリコプターを操作してるとは知らんだろうな!!)」
雄太はニヤニヤと笑みを浮かべながらアテのなき空の旅をするのであった。どうやら追っ手は来ないようだと確信したのか雄太は少しだけスピードアップして島から大分離れたのであった。
「いやはや・・・下は大海原。いいねえ!こんな景色を眺めながらヘリコプターを操縦してるなんてゲームの世界に入ったみたいだ!!」
突然知らない世界にやって来ては追われて囚われてまた逃亡を続けて無人島についてそこからも脱出と短い(?)期間に色々あったようだ。すると建物がある島を見つけたので一旦上陸することにしたのであった。
「あそこで飯でもいただくかな。」
雄太はヘリコプターを島に着陸させたがやや強い衝撃を受けてしまい着陸したヘリコプターから外に投げ出されたのである。
「いてて・・・!!」
雄太はすぐに起き上がって島を詮索すると『食堂』と書かれた一軒家らしき建物を発見したのでそこで食事をすることにしたのであった。店に入ると小さな定食屋のような内装であったが雄太にとって久々に羽を伸ばすにはいい場所のようで席に座るやすぐに椅子にもたれたのである。
「(ふう・・・疲れた・・・)」
すると店主らしき男性が現れたのである。男性はスキンヘッドでやや大柄の人物でちょび髭を生やしていた。
「やあ、お客さん。食事は何にするかな?」
「あ、ちょっと待ってください。・・・ああ、この『肉のどんぶり』をお願いします!」
「分かりました、肉のどんぶりで。」
「はい!ありがとうございます!」
そして注文から7分後に特注らしき巨大な器にごはんと肉が山盛りの『肉のどんぶり』が雄太の目の前に現れたのである。
「店主さん、これ・・・こんな大きさには・・・!?」
「いや、あんたは旅で疲れてそうですからこれくらいサービスしますよ!!」
「す、すみません・・・ありがとうございます!!」
雄太は感激のあまり涙を流した。しかし厨房へ戻る店主は雄太の方を一度向いてからニヤリと笑ったのである。
「ふー。食った食った・・・!!」
お腹がふくらんだ雄太はそのまま椅子にもたれて仮眠したのである。すると店主は長い縄のようなものを持って雄太の元にやってきたのである。実はこの店の入口の横に雄太の指名手配書が貼られていたのだ!!
雄太に危機が迫る!!
食事を済ませて眠る雄太の元に縄を持って現れた食堂の店主・・・雄太に安堵の時間はどうやら全くないようだ!!




