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麗しの歌姫  作者: ゆうりん
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~歌は人を幸せにする~

こんにちは。ゆうりんです。2話目頑張りました。皆さんに観て頂いたら嬉しいです!

 「ナーナ~ずっとこの時まで見ていた~」オーディション会場に響き渡る声。天井を突き抜け、大空に羽ばたくように透き通ったメロディー。 そのすべてがこの会場を包む。

歌い終わると、試験官達が、拍手をした。「す、素晴らしい。君はもしや、音楽の経験か何かあるのですか?」恐る恐る答える。「いぇ、特に音楽の学校に通っていているとか、経験がある訳ではなくて、ただ、歌いたいと思いました。歌って世界中の人を幸せにしたいと思いました!」「ふむ。なる程。この世界(芸能界)は厳しい所だ。勿論、歌手だって同じだよ。競争率も高く才能のない者は泡のように消えていく運命。それでも頑張って行く自信はあるかい。」きっとこの人は私を試しているんだろうな。私みたいな子を何人も見てきたんだろうな。でも、私は・・・。

「やります、やらせて下さい!」「分かりました。二週間後に結果通知が届く筈です。その結果が、良かろうと悪かろうとしっかり受け止めて下さい。また、会えることを期待しています。」「はい。」

2週間後、郵便ポストに封筒が入っていた。そこには、株式会社xxxx 歌手オーディション部第x回 オーディション 結果通知 高橋麗奈様と書かれていた。大丈夫私なら、きっと受かってるはず。そうして、封筒を開けると不合格と書いてあった。涙がぼろぼろこぼれ何も考えられなかった。数十分して落ち着くと、もう一枚の紙が入って入っているのに気が付いた。「あれ、何だろう。」見てみると、声歌手アンドロイド求人のお知らせと書いてあった。 

 私はその後、ほかの歌手の代役アンドロイドとしてデビューした。いやさせられた。「麗奈~。もうすぐxxxxスタジオよ。」「うん。」

 スタジオに着くと、今人気ナンバーワン歌手悠斗が待っていた。「麗奈ちゃーん。待ってたよ~。ムギュ。」「悠斗さん。あのそんな事より早く仕事始めませんか?」「えーつまんないな、麗奈ちゃん。のり悪い~。まぁ、いいや。じゃ早速レコーディング始めよっか。」私の仕事は声歌手であって歌手ではない。そう、ただのアンドロイド。依頼をした歌手に声を合わせて歌う。その人のリクエストに応えてその人の代わりに歌を歌う。しかし、それは依頼をした人の曲となり私はあくまで代役。それが、私(高橋麗奈)の現在の仕事だった。私はもうこのままで終わるしかない。ふと封筒のことを思い出す。結果通知と一緒の紙にの下に書いてあった内容。〈あなたの歌声は大変素晴らしかった。それも歴史を変える程だ。しかし、君の声は素晴らしすぎる。そうは思わないか?どういう意味かわかるね。君のような存在がいると外部の人間が知ったらどうなるだろう。私利私欲のために利用する者も出てくるかもしれない。そこでだ。私達は君にとっての最善策を考えた。我が社で声歌手として働く気はないか。歌手の代役アンドロイドとして働く仕事だ。ギャラも高い。気が向いたら連絡してみてほしい。〉そう書いてあった。 

それでも私は、歌を歌いたかった。歌は人を幸せにするものだと信じていたから。

麗しの歌姫。観て下さってありがとうございます!全然、麗しくないじゃんと思った方もいるかもしれませんが、これからが本番です。麗奈の成長していく姿を見届け貰えると嬉しいです。

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