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よその子・コラボ集

on the rocks

作者: あーや

エコさん宅

千葉果林ちゃんと圭斗さん。


***


「いらっしゃいませー」

「こんばんは」

「ご注文はお決まりですか?」

「ん、コーヒーをもらおうかな」

「かしこまりました」


時折深夜訪れるお客さん。…というか、すごく知り合いなんだけど。

仲良くしてる向島大学の放送サークルMMPの代表で、向島インターフェイス放送委員会の定例会議長。3年生の松岡圭斗先輩。今日は何の帰りなんだろう。車だったから飲みではなさそう。


「お待たせしました、コーヒーです」

「ありがとう」


ちょっと照明が落ちている店内でコーヒーを手に取る姿はすごく様になってる。ここが東都にでもありそうなおしゃれなバーか何かかと錯覚するくらい。持ってるのがお酒だったらホントにそれっぽいかも。


「そういえば圭斗先輩ってお酒何飲むんですか?」

「ん、僕かい?そうだね、色々飲むけど…日本酒とか、焼酎は好きだね」

「へー、ちょっと意外ですね」

「そうかな。しかし、お酒の好みが気になるって、やっぱりMBCCだね」

「え、そういうつもりじゃないですよー!」


バーでカクテルとか、おしゃれなお店でワインとかでもいいけど、普通の飲み屋さんで焼酎とか日本酒飲んでても、きっとそれはそれで絵になるんだろうなー。なんて。ホント圭斗先輩の雰囲気って何なんだろう。


「気になるなら、今度飲み会にでも招待しようか?それとも…そうだな、久々にMBCC・MMPの合同飲み会でもするかい?」

「飲み会なら高ピー先輩あたりなら真っ先に釣れると思いますよ」

「そう…高崎が来るなら村井さんとかも呼ぼうかな…」


あ、これ絶対何か企んでる顔だ。


「まぁ、ホントにやるなら近々連絡が行くと思うから」

「はい。…あ、お会計ですね。ありがとうございます」


会計をしてる少しの間だけ、お客さんと店員に戻る。


「まぁ、そのときはお手柔らかに頼むよ」

「うーん、善処します」


そう言うと先輩はちょっと笑って、お店を出て行った。車が出て行くところまで目で追う。

ホントにやるなら、なんて言ってるけど、深夜の缶蹴り大会なんかやっちゃう人たちだから、きっとやろうと思ったらホントにやっちゃうんだろうな。ちょっと楽しみにしてよう。


***

バイト中の果林ちゃん視点でお客さんの圭斗さん。

圭斗さんはきっとどんなお酒持ってても無条件でかっこいい。そんな風に思ってしまう私はきっとノサカくん並に圭斗さん崇拝なのでしょう。

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