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「・・・・・・そうか」

少年の叫びを聞いても大人二人は涙することは無かった。

グルップリーは冷静な目のままで少年の論理を評価し、ホルトゥンは無表情で少年の顔をただじっと見つめていた。

「お前の言いたいことはわかった。お前の目的は飽くまでも戦争の阻止であって西の国には敵意が無い、ということだな」

西の国の魔法使いは淡々と確認する。

そうだよ、と少年はうなずく。

「では西の国はどうやって阻む?まだその説明がまだだが?」

「西の国を阻むには協力してくれる人が・・・・・・あなたが必要なんだよ」

「・・・・・・それは俺が協力すると言うまで教えられない、という意味か」

「そういうこと」

やれやれ参ったな、とグルップリーは頭を掻き、どっかりと地べたに座り込んだ。

そのまま口に手を当て、うつむき、考え込んだ。

二万人の命を一手に握っているのだから時間もかかるだろう、と少年はその場を離れることにした。

するとホルトゥンも同じことを考えたのか立ち上がり、少年の所へやってきた。

「ちょっと話さないか?」


†††

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