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その日の行軍はかなり続き、アヴィンの町が視界に入るほどの位置で軍は陣を敷き、野営の準備を始めた。

テントをいくつも張り、飯炊きや寝床の用意を整えていく。


やがて将軍からの指令が兵士達の耳に届く。

いわく、今日は宴会だ。武装を解き、大いに騒ぐがいい、とのことだった。


兵士や隊長の中には敵を目の前にして浮かれ過ぎなのではないか、と眉をひそめる者もいたが、彼らもその命令を少なからず嬉しく感じているところがあった。

陣は見通しのよい荒野に崖を背にして張ってあった。そのため、奇襲の心配はほとんど無い。崖の上から、という考えも挙げられたが、ほとんど針のような山で登る余地はほとんど無かった。

このようなことから西の軍はアヴィンの城攻めを前に、宴会を始めたのである。


†††

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