表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/84

74

†††74


三つの軍の行進が始まった。

まず補佐の率いる軍が関所に向かって行く。続いてヒゲの率いる中軍、そしてその後に私の率いる後軍が続いた。


「スプリング隊長」

私は隣で私の指揮を軍全体に伝える号令係のスプリングに声をかけた。号令係ではあるが三つに分割する前は隊長だったので隊長と呼んでいる。

「はい」

なかなかに好感がもてるいい返事だ。

「私の帽子をかぶらせるにあたって適任なのは誰だ?」

「・・・・・・第二分隊の隊長がよろしいかと」

「よろしい、彼に渡そう」




私は文官の格好をしている。元々軍人ではない私は高位の軍人のかぶる帽子をかぶらなければただの文官にしか見えない。軍を三つに分けた今、帽子はそのまま指揮権を意味している。

つまり帽子は敵にとっての目印になると言うことだ。

敵が攻撃してくるとすればこの帽子をかぶった人間を狙うだろう。


指揮官として倒れるわけにはいかない。

・・・・・・つまるところそんな理由でリスクを回避しようとする人間なのだろう、私という奴は。


†††

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ