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67.0

†††67.0


「なるほど。あなたはどう思いますか、グルップリー?」

補佐官に声をかけられた。

まだ、特に異常は見られない。魔法の罠も、無い。

「しばらくは大丈夫でしょう。もう少し進軍しても、問題ないかと」

「魔法で攻撃されるとして・・・・・・どの辺りまでが安全に進軍できる?」

次はあごひげをいじり続けている将軍に質問された。

「あの関所から魔法の遠距離攻撃を仕掛けようとしているなら・・・・・・

あと一時間は行軍を続けてよいでしょう」

「間に・・・・・・ここから関所までの間に敵が潜んでいる、ということはないのか?」

補佐官が前方を指さす。

「私は魔法が使われた場合、その位置が視認できます。それがどんな魔法であっても私の視野の中であればわかります。今は何の魔法も使われていないため、魔法による小細工は現時点で皆無です」

「魔法の罠、とかは無いのか?」

次はあごひげの質問か。

「罠、と言っても完全に静止した罠はありません。誰かが多少の出力を行っていない限り、魔法というものは発動しません」

「動力が無ければ・・・・・・ということか」

あごひげが目を細める。

私はあごひげの問いかけに、はい、と答え、前方をにらんだ。


†††

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