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「はああ、なんでこうなっちまったんだろう・・・・・・」
頭を抱え込むアウル。
「まあ、なんとかなるって」
にこにこしながらずんずんと歩いていくホルトゥン。
「・・・・・・」
二人の大人のまるで正反対な歩き方を後ろから眺めている少年。
この一行は現在大臣、アウルの屋敷に向けて歩いている。
今後一体どうするのか。その話し合いをするのだ。
「わかってるのか?失敗したときは少年は魔女の元にいけない。君もおそらくはただではすまない」
「わかってます、わかってます。だから早く屋敷でお菓子でも食べましょう」
「わかってない!」
そんな二人を後ろから眺めながらこの組でやっていけるんだろうか、と最年少の少年は不安になった。
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