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46.0

†††46.0


「よし、そうと決まれば早速使いを出そう。王様はお忙しいが数日のうちにはお会いできるだろう。それと」

男は少年の方に少し近づいて優しく聞きました。

「あと何日かは待たなければならないが、どうする?この屋敷に泊まっていくか?」

お金をほとんど持っていなかった少年は、

「はい!」

と即答しました。

「ははは・・・・・・。こんな時は子供らしいな」

そう言って男は執事を呼び、王様への使いと、少年を部屋へ案内するよう言いました。



その夜、少年はよく眠れなかった。

少年は起きあがって窓から外の町を見た。

眠れないのはいつもとは違うふかふかしたベッドが合わないからなのか。

違う、と少年は首を振る。

魔女に、妹に少し近づいた気がするからだ。

数日待てば確実に魔女に関する確かな情報が手に入る。

そうなれば魔女までは一直線だ。


待ってろよ、もうすぐ行くからな。

少年ははるか遠くの妹に向かって誓うように右腕を差し出した。


†††

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