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ヒール最高  作者: 猫美
幼少編
2/90

発声記念日

2歳になった。

日々、訓練を重ねたお陰で、喋れるようになった。

初めて「とうさま、かあさま」と喋った時、すっごい喜びようで、もみくちゃにされた。

まだまだ舌っ足らずではあるが、意思の疎通が出来るというのはスバラシイ。

まだまだ単語が解らないが、地道に憶えていくしかないだろう。

ありがたいことに文法は日本語に近い。

文字は、まだ解らないが・・・中国語みたいだと大変だなぁ。

くらいに楽観視している。


自分の名前は、ウィル・ランカスター。

ランカスター家の長男だ。


母親は、リリーレルマ・ランカスター。

可愛らしい系のおっとり美人。

授乳の時、気まずかったのだが、コチラが一方的に気まずいだけだ。


父親は、ウィンザー・ランカスター。

見た目は厳ついが、母親や私に対してデレデレに蕩けるあたりのギャップが酷い。

公務員という表現が正しいのかは解らないが・・・公務員のようだ。

お陰で、良い暮らしをさせて貰っている。

・・・他と比較したことがないので解らないが、少なくとも、お手伝いさんの居る家庭は一般以上貴族未満だろう。たぶん。


ファンタジー系の転生モノで確定のようだ。

ケガをした時に、母親が治癒魔法を使ってくれた。

いいね。治癒魔法。スバラシイ。

まだ、世界情勢とかは解らないが、治癒魔法を憶えて損はないはずだ。

ファンタジー系ってことは、RPGみたいな世界観ってことだ。

治癒魔法至上主義とでも言おうか・・・RPGでとにかく優先すべきは治癒魔法だ。という偏った考え方をしている。

いいぞ。治癒魔法。

回復にお金が掛からない。

つまり、装備にお金が回せるんだ。

魔法というと、攻撃魔法に目が行きがちだが、私は断然治癒魔法だ。

死ななければいいのだ。

・・・おっと、ついつい暴走してしまった。

そんな訳で、治癒魔法には一方ならぬ思い入れがあるので、がんばって使えるようになりたいと思う。

治癒魔法の才能があるといいなぁ。

次回「発声記念日のリリーレルマ(母親)」


Twitter @nekomihonpo


変更箇所

次回タイトルの追加

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◆用語 ●幼少期人物一覧
 ●学院初等期人物一覧
 ●学院中等期人物一覧
 ●学院高等期人物一覧

以下、感想に対する補足になりますが、ネタバレを含む可能性があります。
見る場合、最新話まで見た上で見ることを推奨します。
◆1 ◆2 ◆3 ◆4 ◆5 ◆6 ◆7(2013/02/03)
あとがきは ネタバレ を含む可能性があります。
◆あとがき(2013/02/01)
1話にまとめあげる程ではなかったおまけ。
◆研究室での日常のヒトコマ(2012/11/23)



― 新着の感想 ―
[気になる点] 治癒魔法至上主義とでも言おうか・・・RPGでとにかく優先すべきは治癒魔法だ。という偏った考え方をしている。 これはこの世界全般の事ではなく、この主人公の前世からの個人的な思いですよ…
感想一覧
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