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色彩館  作者: こをり
30/37

ニジュウハチ色

ここからは支子の暗い過去に入っていきます

少々、本当に少しだけ生々しい表現が入ってきますので嫌だと思った方はバックプリーズ

ココ数日でなんとなく気になることが3つ

1つ目は支子さんの生活リズム

16時ごろ睡眠、20時に起床してご飯とお風呂に入る、2時出かける、6時ごろ帰宅、8時に喫茶店に出勤

、14時帰宅、16時ごろ睡眠・・・というハードな私生活という事が分かった

2つめは菖蒲さんの神出鬼没な事

菖蒲さんは大学2年生でバイトとかもしてるらしい。でも、いつ帰ってきてるのか分からない

3つ目は


「おーい!アキラちゃーん!」

『白緑さん?どうしたんですか?』

「今日はお菓子作らないの?」

『支子さんが帰ってからですかね』


と言ってる傍から車のエンジン音が聞こえた

白緑さんはダッシュで迎えに行ったので私はお茶の準備

菖蒲さんが部屋に行くのが見えたけどいつ帰ってきたんだろう?


「・・・ただいま」

『おかえりなさーい』

「・・・お菓子作るか?」

『はーい!』


ウキウキしながらエプロンをつけていると

あ、まただ

そう、気になることの3つ目は白緑さんの事だ。

白緑さんがボーとしながら見ている先は支子さんだと思う


「・・・アキラ?」

『・・・はーい』


ちょっと気の無い返事をして私は白緑さんから視線をはずした

なんとなく察しはついていたし私が首を突っ込めることでもないだろう

ちょっと嬉しい気持ちになりながらエプロンの紐を蝶々した


◆◇◆◇


「・・・前より手際がいいな」

『やった!今日こそスポンジに勝ってみせます』


今日はシフォンケーキを作りつつお喋りしているとブブブッとバイブの音が聞こえた

私は携帯を持っていないから支子さんかな?

すると慌ててディスプレイを確認していた


『知らない番号ですか?』

「・・・あぁ」



縦に頷かれ取らない方が良いんじゃないかな、と思っていると

ピッと通話ボタンを押した


「・・・・・・、・・・・・っ!!」

『え?』


バンッ!!ガタガタガタッ・・・

ビックリした。だって行き成り携帯を投げたんだもん

ケーキに使う道具が携帯に当たったみたいで床に散らばっていた


『どうしたんですか!?』

「・・・・・」


何も言わずうずくまっている

誰だったんだ!?失礼だとは分かっていたけど携帯をとった

耳を済ませたが何も聞こえない。耳から話そうとした瞬間


「アハハハハハハハッ!!」

『っ!だ、誰ですか!?』

「はぁ~?アンタこそ誰よぉ?」


この人相当酔ってるな・・・

甲高い女の人の声、くぐもってギリギリ聞こえる男の人の声

しばらくするといやらしい喘ぎ声が聞こえてきた

いったい何なんだ!迷わず電源を切り支子さんの所に行くと耳を塞いでいた


『電話、切りまし』

「支子!?」


バタンッ!と障子を壊れんばかりの勢いで入ってきたのは白緑さん

私が事情を説明する前に支子さんを抱えて行ってしまった

状況が飲み込めずしばらく呆けてしまった


『片付けなきゃ』


急いで片付けて白緑さんの後を追う

たぶん支子さんの部屋に行ったんだよね?

障子の前で息を整え開けようとしたら


「アキラちゃん」

『・・・あの、支子さん大丈夫ですか?』

「うん、今はそっとしといてくれない?」

『・・・後でグレープジュース、持ってきますね』


本当に入れる雰囲気ではなかった

居間で洗濯物をたたみながら状況の整理と体を落ち着かせる

きっと、前に女は嫌いだって言ってたのと関係があるんだ

そう推理して気づけば1時間たっていた


『・・・今日は緋色さんと白藍さん、遅くなるんだっけ』


なんとなく、二人に会いたくなった

そう言えば菖蒲さんはどこに行ったんだろう?


「アキラちゃん」


行き成り声をかけられたけどあまりビックリはしない

静かに障子を開けた白緑さんはいつもの元気な雰囲気とは真逆だった

優しく、辛そうな顔で笑っていた


「支子が会いたいって、行ってやって?」

『はい』


白緑さんから貰った着物が、ゆれた


さて、と!

だんだん更新が遅くなっているこをりです!(あ゛?)

すいませんふざけるなって話ですよね?(土下座)

ってこんなクソ小説を見てくださる方はもう神の領域に達していますよ!!

生暖かい目で見守って下さい

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