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詩全集2

残迷

作者: 那須茄子

これからどうしようか

ふとした感傷に浸る間隙

いつも言っていたその言葉が

今この時期に跳ね返ってくる

それが皮肉に当たるかどうかは分からないけど


明日の事をもうあれこれ考え出していかなきゃいけない

考えないでいられたあの頃の僕には

もうちょっと夢を見ておいて欲しかったな


並んでいるいくつもの

背表紙は

初めて手にした時とほぼ変わらないまま

埃も被らず良い子でいるようで

憎ったらしいはずがなんだか

可愛げがある気がした

単なる

気まぐれにしては随分と慰められた


傷付きすぎた

僕が勝手に思い悩んだことで


言葉が毎日綴られる世界だから

必死にかっこつけた言葉で言い切りたかったんだ

美しく思えないと

それは嘘で終わってしまう


取り憑かれたような思考の中

いつかは消えてしまう

反抗心と行き当たりばったりの彷徨いが

ぶつかり合う



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