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8話

8話




「さて、地上に戻る前に言うことが一つある。転移装置のことは基本ナイショだ。なぜなら今はまだ探索者全体の底上げ期間ということで楽をさせないためらしい。」


「私達はいいの?」


「ああ、基本薬草などの素材が取れるのは51階以降のエリアだから無駄はなしにしたいからだ。それにこれは国家事業だからそのあたりも織り込み済みだ。」


「だけど私達もレベル的にはこの階層に来るには早すぎる位だからレベル上げしないといけないとおもうけど?」


「まぁ、俺がいるから51階とかで上げても安全だぞ?」


「なんか、養殖されるみたいで嫌だけど····」


「まぁ、そこは諦めてくれ。じゃぁ、行くぞ。」



俺たちは、転移装置を使い1階へと戻り地上へと戻った。





◇◇◇◇






俺は代表して取得物の査定買い取りカウンターへとやってきた。

但し一般向けでは無く、国家業務対応用窓口だ。

しかもここ個室になっているので防音もバッチリだ!


転移装置のことも知っており無用な騒ぎにもならず、企業別の対応もきちんとしてくれるから便利だ。と、貰った冊子に書いてあった。



「高ノ宮製薬ですが取得物の買い取りと詳細鑑定それと魔石の引取り手続きをお願いします。」


「わかりました。それではまず魔石はいくつですか?」


「このミノタウロスの魔石1こです。」 


「はい、記録しましたので仕舞われて大丈夫ですよ。つぎは、その他の取得物を出してください。そのハルバートなど大きいものも有るようですのでそちらの台にだしてください。」


「わかりました。」



俺は、指定された部屋の壁際にある2m角くらいの台にハルバート、マジックバックそれから角と皮をだした。



「はい、それでは鑑定を希望されるのはどれでしょうか?鑑定には1つあたり1万円かかりますのでご了承ください。」


「マジックバックとハルバートです。ハルバートは買い取り希望なので鑑定代金はそこから引いてください。」


「わかりました。鑑定にまわしておきます。その他の角と皮はどうされますか?」


「これは魔石同様に会社に提出義務があるので持ち帰ります。」



ハルバートもドロップ品だが武器は提出適用外なのだ。

まぁ、もし回復性能のあるとかそういう特性があれば提出しないければいけないかもしれないが基本こちらの判断でいいことになっている。

今回ハルバートの買い取りを最初から決めているのはハルバートにそういう特殊な機能が無いだろうというのが大きい。

あったとしても戦闘系だろうしな。



「わかりました。それでは記録しましたのでお持ちになっていいですよ。」


「ありがとうございます。」


「鑑定希望の品ですが現在鑑定士の予定が空いていますので、明日の午後には結果がでます。」


「そしたら明日の午後3時頃にまた伺いますね。」


「はい、お待ちしております。」





◇◇◇◇





会社へと戻り一息ついた。



「さて、反省会するぞ。」


「先生髪型とか戻したりするのめんどくさくない?」


「いいんだよ。この方が事務仕事や研究には集中できるからな!」


「本人がいいと言うならいいと思うけど。」


「それより反省会するぞ。まずは自分が感じたことから話していこう。

まず俺からいうと、戦闘の時にはさん付けで呼ぶのはめんどくさいから呼び捨てしてもいいか?」


「ええ、いいですよ。確かに緊急時にまどろっこしいのはよくないと私も思うわ。」


「よかったぁ。先生にさん付けとかされてるの違和感しかなかったから。いいですよ!」


「それならこれから呼び捨てでいくな。」   


「次は私ですね。私は探索や鑑定など索敵に特化しているとはいえ決定力が足りないなと思い知らされました。ここでこうなれば良かったという場面が沢山あったのが悔しくって。」


「一つ聞くが気を使うのは身体強化だけか?」


「えぇ、そうね。」


「それなら気を武器にも流せるようになればとりあえずは改善されると思うぞ。そこからさらに研鑽を積めばもっと良くなるが。」


「武器に気を流すか。わかったわ。練習してみるわ!」


「次は私ね!私はそもそもレベルが低すぎて使える魔法も少ないからレベル上げが第一かなと思うの。」


「んー、まぁそれもかもしれないが魔法というものがどういったものかイマイチわからないからあれだが魔力も気と同じである程度の自由に動かせると思うんだ。

だからコントロールをうまくなるようにいろいろ試していこう。」


「はい!先生!」


「次は連携についてだがこれについてはなれるしかないから一旦保留だな。」


「たしかにそうね。」


「あとは、もっとメンバーを増やしたほうがいいと思うの。私自身棒術使えるけどやっぱり後衛が単独っていうのは少し不安で。」


「まぁ、確かに中衛がいてもいいかもしれないな。そのあたりは追々探すしかないが。」


「勝手に人を増やしてもいいの?」


「あぁ、そこは人事権も貰っている。」


「なかなか裁量権があるけど大丈夫なの?」


「まぁ、なるようになるだろ。」




このあといくつかの話をしてから報告書を作成し魔石や素材と共に提出した。





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