6話
やっとダンジョンにはいるよ!
6話
「さて、それでは今日からダンジョンに潜ろうと思う!」
「ところで迅さん装備は?」
「昨日のうちに自宅からダンジョンの探索者組合支部のロッカーに運んでおいたから大丈夫だ。」
「それなら大丈夫ですね。」
「んー!やっぱりムリ!迅さん!いや、先生!先生を先生と呼んでは駄目なんてムリ!私は先生に先生と呼ぶように見も心も調教済みだから!だから、先生と呼ぶわ!」
「いや、あのね?いいけど会社のロビーでそんな宣言はちょっと······」
「ふぇ?い、い、いやぁ~~ 」
「ちょ!どこに!」
「迅さん私が追いかけるので先にダンジョンにいってて!」
「あ、あぁ」
なんだかなぁ。
うちの指導方針間違っているのだろうか。
さて、移動するか。
ダンジョンまで歩いて10分ほどだし歩いていくか。
送迎とかないしな。
◇◇◇◇
ダンジョンについて貸しロッカーのある建物に行くと高ノ宮製薬用として政府より用意された部屋へと向かう。
あ、二人に高ノ宮製薬の部屋があること言ってないな。後で荷物を女性社員用に移して貰わないとな。
さて、まずは服を変えないとな。
まぁ、普通にカジュアルな感じにパーカーにジーンズなんだけどな!
ただし特殊な繊維で出来ているから普通に丈夫だ、あとはここに携帯食料や水などの保存食に応急手当て用の道具などをバックパックに入れて背負う。腰には日本刀、背中には金属製の三節棍を背負い籠手を付け完了だ。
おっと、メガネ外して髪を少し後ろに流してっと。
んー、今日はこれでいいが深く潜るときは荷物が多くなるから何か考えないといけないよな。
よくある、鞄の中が異空間とかになってるのとかそういうスキルがほしいな。
有るのかはわからないけど。
着替が終わりロビーに行くとまだ来ていないようでしばらく待つとロッカーのある区画から二人が出てきたが····
おー、なんだファンタジー丸出しみたいな格好だな。
「おう」
「あの、どちら様でしょうか?」
「せ、せ、」
「せ?」
「先生!」
「うお!?」
茜さんが抱きついてきた。んー、改めて茜さんというと違和感が。
心の中では茜だな!
「え?え?迅さん?」
「鏡華さん、先生は先生だよ?」
「いや、印象違いすぎ。というか、別人じゃない?普段猫背で髪も目が隠れてるしメガネだし。だけどいまは背筋伸びて服の上からでも筋肉がわかるような感じだし身長だって伸びてるからか余計大きく見えるけど180は最低あるわよね?髪型だって無造作ヘアーだけどなんか爽やかだしメガネかけてないし別人よ!」
「いや、まてそもそも茜さんも最初気がついて無かったと思うが。」
「そ、そんなことより!先生なんでパーカーなの?」
「いやすまんが俺からしたらなぜ二人ともそんなファンタジーな装備なんだ?鏡華さんは動きやすそうなハーフパンツに足当てと上は厚手の服に胸当てと籠手に腰に短剣2本はわかるが·····。
そして茜はthe魔法使いだな!」
「探索者はだいたいこんなものよ?そもそもなんで、迅は私服に武装してるのよ。」
「私服じゃないぞ。このパーカーとジーンズは特殊な繊維で出来ているから鉄の鎧より頑丈だぞ?」
「先生私もそれがいい!」
「おう、買ったらいいぞ。こんど紹介してやるから。」
「いや、絶対高いって」
「何かいったか?」
「いえ、それより中行かないの?」
「おう、そうだな。」
◇◇◇◇
さて、中に来たが確かこの辺にあるはず。
「なに探してるの?」
「ん?転移装置」
「え?それただの噂というか眉唾じゃ?」
「あるぞ?」
「先生!ほんとに?」
「おう、お!あったこの部屋のこれだこれ。」
「ただの岩じゃ?」
「まぁ、見た目はな?ここに手を当てて。お、二人共俺に触れていろよ。」
気を流すと転移するが何処に行こうかな?
そうだな。彼処にしよう!丁度いい牛が居るしな!
「着いたぞ。」
「え?もう?」
「先生特に変わったことはないよ?」
「いやいや、よく見てみろ」
「せ、先生?あれってボス部屋だよね?ということは最低10階?」
「ここは50階だな。ここのダンジョンは洞窟型で地下に潜るタイプで51階から森フィールドタイプだから最低ここからやらないと時間ばかりかかるから少し短縮したぜ!それにここの牛なら連携確認には丁度いいしな!」
「ちょうど良くなんてないでしょ!」
「そうだよ!」
「まぁ、まぁ二人共そんなに慌てるなよ。こんなとこ俺一人で余裕何だからだいだって。それにここが最前線でもないしよ?」
「迅くん50階のボスと言ったらミノタウロスでBランク探索者がフルパーティで戦うような相手よ?」
「大丈夫だからとりあえず行くぞ。」
俺は両開きの高さ5mあろうかという扉に手をかけ開くのだった。
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