3話
3話
俺は会社からほど近いというか、ポーション研究所をダンジョンの近くに作ったので近くにあるわけだ。で、そこに向かうと普段は通り過ぎているダンジョンの入口へ向かう為のゲートへと車を進めた。
「高ノ宮製薬のかですね。本日はどういった御用でしょうか?」
「探索者登録してきたのでステータスの取得をやりに来ました。」
「そうでしたか、それではあちらの駐車場へ車を停められたら、あちらの事務所へ行ってください。」
「わかりました。」
守衛さんの誘導に従って駐車スペースへ向かうが長期でダンジョン探索する際は公共の交通機関を使うことになっていると聞いたことがある。
車を降りて事務所へと向い中へと入ると、男性職員がいたので要件を伝え書類を渡すと中を確認した。
すると、何処かへ連絡を取るとしばらくして女性が入ってきた。
「お待たせしました〜。」
語尾が間延びした人だなぁ。
「丸井さんそちらの方のステータス取得について行ってください」
「わかりました〜。おにいさんそれでは付いてきてください〜。」
「あ、はい」
◇◇◇◇
「それでは〜、こちらの石碑に触れてください〜」
目の前にはダンジョンの入口がありその横に黒い金属か石かプラスチックかよくわからない見た目の石碑?があった。
「わかりました。」
俺は指でそっと触れた。
「?!」
熱い!なんだこの触れた指先から体に広がるような熱は!?
でも熱いは熱いが心地のいい熱さ?なのが不思議だ。
それがすっと消えるように石碑に熱が吸われるような感じがしたあとステータスの見方がわかるようになったことがわかつた。
「驚くよねぇ〜。現状の能力がわかるようになる感覚は〜」
「あぁ、そうだな。」
「それじゃぁ、事務所に戻りますよ〜」
事務所へと戻った俺は男性の職員から一枚の金属のガードを渡された。
「そのカードを胸に当てて念じてください。」
「これがそうなんですね。」
「ええ、それが画期的発明とされる感応鉱石を使ったステータスカードと言われるものです。本人のみしか使うことが出来ないというのはいい身分証にりますし、ステータスも触れている限り自動で更新されるので普通は頭の中に浮かぶステータスを人に見せたりするのにも使えるのもいいですよ。
まぁ、ステータスというか、スキルは基本秘匿するものですので見せ合いはしないですがね。ですがカードを使ってパーティ登録したり、ダンジョンへの入退場の登録に使えたりと便利ですのでなくさないでくださいね。
無くすと再発行には10万かかりますので。」
そうなのだ、登録料が会社持ちだから払ってないが実際は15万とそれなりにするのだがそのうちの殆どがカードの制作費というものなのだ。
本来は講習会など行うので実はかなり安い設定何だが。
「わかりました。それではいきます」
俺は胸にそっと当て念じるとカードとの繋がりが出来たような気がした。
これが感応鉱石か。
感応鉱石は、ダンジョンの主に浅いところで取れる金属で人の感情によって色が変わるだけの鉱石だと思われていたが研究の結果いろいろ出来ることが判明し有効に使われている。
その研究成果の一つがこのカードだな。
「出来たようですね。それでは一度ご自身で後確認ください。ステータスと念じれば写りますので。」
ステータス
神木 迅(26歳)
レベル1
体力 250
気力 600
魔力 100
力 120
頑丈 60
技巧 150
敏捷 120
知恵 40
ユニークスキル
鬼斬り1
スキル
武器術4 武術4 気功術5 見識3
ほう、こんな感じなのか。
他の人がどうか知らないがスキルの数字が高いほど熟練度?が高いようだからまぁまぁなのか?
わからんな。
「それでは、一度確認させて頂いても?初期のステータスのみはデータ収集のために登録して頂いていますので、それに神木さんはそれによってランクが変わりますしね。ただし、不都合なところは隠蔽すると念じれば隠せますのでスキルだとかスキルレベルだとかは隠されても大丈夫です。出来れば隠蔽してほしくないですが。」
「ええ、いいですよ。」
まぁ、どうせ初期のステータスなんてみんな殆ど変わらないだろ。
そりぁ、アスリートとか武術家と何もしていない人とだと倍は違うかもしれないけど。
「それは、有り難い。それではカードを表示状態でこの機材にかざしてください。」
「わかりました。」
言われた機材にカードをかざすとピッと音がなった。
「はい、大丈夫ですよ。少し待っててくださいね。確認しますので。」
そう言われてしばらく待っていると途中でえ?とかおー!とか聞こえてくるが大丈夫だよな?
「おまたせしました。それでは結果は·····」
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