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1話

1話




ポーション研究が始まり早1年が過ぎた。

ポーションは研究開始半年程で完成したのだが現段階のポーションでは切り傷や打撲などといった軽症には即効性があるが骨折などの重症には効果が余り期待出来ないポーションしか作ることが出来なかった。

これは素材の質や調合する材料の問題も有るようなのだが国からに支給されるものやこの1年で本格始動したダンジョンへ潜る一般人達が登録する探索者組合と呼ばれる組織へ依頼として素材の収集を依頼しているが思うように行っていないのが現状でだ。

そして、それを問題とした上層部は新たに高ノ宮製薬の社員で趣味で探索者をしている者を対象に希望を募り素材集めをする部署を立ち上げたのだが何故か俺もそこに配属された。


まぁ、理由は聞いているが納得は難しいと思う。

選ばれた理由として大きく分けて2つあり、1つ目は素材の鑑定を出来る者を同伴してその結果をその場でどういう効能になるのかをある程度判断出来る人材であること。

そして、俺の実家が一般人向けにモンスター討伐のセミナーを国からに承認を受けて行っていて俺もたまに駆り出されるくらいには武術に明るいぶるいだが····


はぁ、仕事はマッタリと一つのことを目指してやるのがいいのに体を動かすのは趣味というか、日課だけでいいのになぁ。


まぁ、そんなこと考えても仕方ない新しい部署に行くか。





◇◇◇◇





俺はダンジョン探索課と書かれた部屋の前にやってきていた。

まぁ、研究室の向い側だから研究室から出ただけとも言えるが·····



ノックすると中から女性の声でどうぞという声が聞こえたので中へと入った。



「失礼します。」


「えっと、どちら様でしょうか?」



と、声をかけてきたのは腰まである黒髪の綺麗なtheキャリアウーマンです!といったようなスタイルもいい美人の女性だ。


こんな綺麗な人社内にいたかな?



「あ、えっとすみません。本日付けでこちらの部署に配属になった。神木迅です。」


「貴方がそうなのですね。私は本橋鏡華と言います。この部署ができた際にスカウトされた新人ですので気軽に接してください。」


「スカウトされた、ということは本橋さんは探索者ですか?」


「はい!一応これでもDランク探索者をやっています。」


「余り探索者については詳しくないのですが自衛官ではなく一般枠ですよね?」


「そうです!大学時代に一般公募に応募して抽選に受かって探索者になりました!

それで自慢ではありませんが自衛官以外では初となるCランク探索者の一人になれました。」


「そんなすごい方が来られてるなんて」


「いえ、全然すごくありません。それより神木さんはステータスをお持ちですか?」


「いえ、ダンジョンに入ったことないですので詳しくも知りません。」


「そうですか。それは追々ですかね?」


「ですかね?そういえば他に人員はいるのですか?」


「あと1名居るそうです。もうすぐ来られると思いますよ。」



その時扉がバタン!と開かれた。



「遅れたー」


「来たみたいですね。」


「ですね。」


「自己紹介でも改めてしますか?」



と、そのとき



「失礼するよ。」


「しゃ、社長どうされたのですか?」


「うむ、ちょうど揃っているようだから話させてもらうよ。

まずは、この部署がうまくいくことで今後の社運も変わってくるから期待しているよ。

そして、一応この部署のリーダーは神木くんにお願いする。

研究者としての見識と武術家としての能力共に期待しているよ。」


「は、はい!」


「それでは、改めて自己紹介でもしてくれ。それとこれは今後の活動予定だ。後で目を通してくれ。

おっと、それからもしスカウトしたい人員が居たら神木君の裁量に任せるからね。」


「うぇ、はい!」



まさか部署を任されるとは·····



「そしたら、改めて自己紹介をしましょうか。

そしたら俺からしますね。

神木迅といいます。一応このチームのリーダーとなったようですのでよろしくお願いします。

探索者資格はまだ取っていないので俺はその取得からになります。

前はポーション作成の研究をしていましたが素材不足により実験が進まないためその改善に尽力していきたいと思います。これからよろしくお願いします。」


「次は私ですね。私は本橋鏡華です。探索者ランクはDです。鑑定スキルを持っているのでスカウトされました。取得した素材の鑑定は任せてください。

それから、得意な武器は短剣の2刀流になります。会社で働くのは初めてなのでわからないことだらけですのでご指導のほどよろしくお願いします。」


「そしたら、最後は君か。自己紹介をお願いします。」



最後は、飛び込んできた小柄な体型の背中くらいの長さの茶髪を耳の後ろあたりの横でサイドテール?にしている女性だ。



「私は認めない!探索者でもない人がリーダーだなんて!私は清見茜よ!探索者ランクはE文句ある!?得意なのは魔法よ!とりあえずリーダーは本橋さんだと思うの!」


「はぁ、まぁ、よろしく。」



言いたいこと言って出ていったし。

それにしてもうまくやれるのかなぁ。



「後で私が話してみますね。」


「よろしくお願いします。」


「それより社長さんから貰った資料に目を通されては?」


「えぇ、そうですね。それもですがまず今日は探索者組合へ行って登録をしてこいと最初の表紙に書いてあるから行ってきますね。」


「あぁ、それしないと始まりませんもんね。」


「俺がいっているあいだにこの資料に目を通して覚えておいてください。」



俺はそう言って今明らかになっている素材の一覧と効能をまとめた資料を本橋さんに渡した。



「え?これ全部ですか?」


「そうですが、なにか問題が?」


「い、いえ、頑張ります!」


「それでは行ってきますね。」



んー、たかだか100ページにも満たないのに何か問題でもあったのかなぁ?

まぁ、とりあえず俺は組合に行ってくるか。 


俺は社用車に乗って組合へと向かった。



面白かった、続きが気になる!そんな方は☆→★にしていただきブクマもお願いします。

皆様の応援がモチベーションへと繋がりますのでよろしくお願いします!


また、モンスターのアイデアを常時募集しております!

よろしくお願いします!

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