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しいなここみの交通エッセイ

合流について、みたび

 車を運転している時の合流の仕方について、前に二度エッセイを書きました。


 合流車線は最後まで使い切るつもりで走ってね、と。


 最近、前よりも合流車線をちゃんと使ってくれる車を見ることが増えました。


 もしかして私のエッセイを読んでくれたのかなぁ……なんて。(*´ω`*)



 でも、間違ってらっしゃるんです。



 ことごとく、見るたびに、「いやそれ、違うから!」と思ってしまうんです。




 何が間違っているのか。




 合流車線を最後まで使い切るのは『目的』ではないんですよー!

 あくまでも『手段』なんです!





 合流車線を最後まで使い切るつもりで走ってね。

 これはつまり、

『合流車線を利用して、加速する』

『ゆっくりと、余裕をもって、自分の入るべきところを探す』

 このためなんです。


 そういう意味なんです。


 見ていると、合流車線を延々と、加速をせずにただダラダラと走り続けてらっしゃる方が多い……。

 それじゃ意味がないじゃない!

 実際、入れずに結局先端で止まってしまう方を最近よく見かけました。

 本線とペースを合わせようなんてつもりも見られず……それじゃ入れるわけがない。


 走っている電車に歩いている人が乗り込めるわけがありません。

 でも並走する電車からだったら、走っていても相手の電車は止まっているようなもの。


 走っている本線の車と速度を合わせれば、相手の車は止まっているようなものなんです!

 車の性能によってはそこまで速度が上がらないかもしれませんが、それでも近いところまでスピードを上げれば、合流は容易になるんです!


 加速車線なのに巡行したり減速したりしちゃダメ!



『早めにさっさと入ったほうが余裕がある』とか言っちゃう人がいますけど、明らかに間違いです。

 それは運転技能に余裕がないからこそ焦ってるだけです。

 慌ててるんです。慌てることを余裕とは言いません。



 本線と同じぐらいまでペースを上げてから合流することで、本線は速度低下させられることなく、あなたも余裕をもって、スムーズな合流が完成します。


 とにかく言いたいことはこれ。

『加速車線ではアクセルを踏みましょう』


 合流は『入るもの』でも『入れてもらうもの』でもありません。ペースを合わせ、ゆっくりウィンカーを出して、ゆっくりハンドルを動かせば、いつのまにか入っているものです。

 ペースを合わせることが目的であって、その手段として合流車線を使い切るつもりで走るんです。


 加速してない車を入れてくれる人はいません。

 たまに『自分の優しさ見せたるよー』とばかりに自己満足で入れてくれる人はいるかもしれませんが、安全も円滑も乱す行為であって、全体の迷惑です。やめてください。後ろが追突しそうになっているのが見えないんですか?


 加速してたら本線の車を追い抜いちゃった場合は構わずその前に入りましょう。ブレーキまで踏んで無理やり後ろに入ろうとする車が多すぎです。これも安全と円滑を乱す危険行為です。



 私は難しいことを言っているつもりはまったくありません。


 しっかり加速してとにかく本線とペースを合わせること、慌てず急がずリラックスして合流を行うこと、これだけ気をつけていれば、入るのでも入れてもらうのでもなく、自然にあなたの車はスムーズに本線へ『入っている』はずです。



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