第8章 ローマ遠征
紀元前306年
東部方面軍が、東アジアを征服した頃であった。西部方面軍は、ローマ遠征のためにイタリア半島方面へ侵攻した。しかし、ローマへ至るにはアルプス山脈を越えなければならなかった。そこで、アレクサンダー大王は軍を率いてアルプス越えに挑んだ。
ローマ軍は、トラシメネス湖畔の会戦でマケドニア軍の取り入れたゾウ戦術の前に大敗した。こうして、マケドニア軍はアルプス越えに成功した。アルプスを越えると、マケドニア軍はすかさずローマを目指した。
ローマ軍は、シチリア島でマケドニア軍と対峙。マケドニア軍は、勇将プトレマイオスの指揮下ローマの大軍を破った。ローマ軍は、マケドニア軍の散開戦術に敗れていきローマへの侵入を許してしまった。
ローマへ突入したマケドニア軍は、遂に最終決戦に臨んだ。しかし、ローマ軍の用意した城壁はすごく頑丈で流石のマケドニア軍でも破ることはできなかった。そこで、マケドニア軍はローマ軍の城壁には力攻めではなく近代的な戦法である細菌戦を用いた。なんと、熱帯で流行しているマラリア菌をばら撒いた。すると、多くのローマ兵は倒れていった。
ローマは、陥落して遂に最強を誇ったローマはマケドニア軍によって征服されてしまった。その後、マケドニア軍は医療活動を積極的に行いローマの復興を進めた。ローマは、次第に復興していった。
こうして、アレクサンダー大王のヘレニズム世界は大陸の大半に拡大されたのだった。