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第7章 倭国遠征

紀元前308年

中国遠征に続き、朝鮮遠征で弱体化しつつある箕子朝鮮を滅ぼした。朝鮮半島では、多くの人々がマケドニア軍の進駐でいずれも攻めてくる秦の軍隊を恐れるようになった。しかし、秦軍はしばらくの月日が経っても朝鮮半島に攻めてこなかった。

なんと、秦の武王は朝鮮半島を征服したマケドニア軍が朝鮮の人々を味方につけて秦軍が撃退されることを恐れていたのだ。そこで、前から予定していた朝鮮半島への遠征を中止して島国である倭国=日本列島への遠征を行うのであった。

倭国遠征で、秦軍は白起の指揮下弱小国の倭軍を簡単に蹴散らしていた。倭軍は、秦軍の圧倒的軍事力の前に敗れていった。やがて、秦は日本列島を支配下に置いた。

秦の倭国征服の報は、やがて朝鮮半島に伝わった。秦から倭国を解放することを掲げ、日本列島へとマケドニア軍は進軍した。マケドニア軍の上陸で、秦軍は多くの日本人を召集して迎撃に参加させた。このことは、日本人の秦に対する反感を強めるきっかけになった。

カッサンドロスは、軍隊を再編成して日本列島へ上陸して秦軍との最終決戦に臨むのであった。「いざ、小さな島国である倭国を解放するぞ!」とカッサンドロスは、多くの兵士の士気を上げさせた。こうして、多くの兵士が秦軍に対して突撃した。

秦軍は、白起の指揮下マケドニア軍を迎撃するがカッサンドロスの散開戦術の前に全滅した。しかし、白起は奇策でマケドニア軍の撃滅を図るが日本人の厭戦気分により秦軍の兵力は大幅に削減された。登呂の合戦で、白起は降伏した。

秦軍の降伏後、武王は僅かな手兵を率いて日本からの脱出を図った。しかし、部下の裏切りにより横死した。武王を殺害した部下たちは、マケドニア軍側の兵士であり密かに部下になりすましていたのだ。そして、武王の暗殺を遂行した彼らは後にその功積を称えられるのであった。

秦の滅亡後、倭国はマケドニア軍により開拓されていった。日本列島は、「日の入りや日の出が早い国だ。」とカッサンドロスは評価していた。やがて、倭国はヘレニズム文化の伝来で都市国家として形成されていくのであった。

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