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第5章 遠征論争

紀元前314年

マケドニア軍は、インド及びカルタゴの平定に成功した。アレクサンダー大王は、次なる標的を決めた。なんと、東部方面は戦国時代の中国、西部方面は史上最大の強大国のローマであった。

「大王!ローマは強大ですぞ。」とプトレマイオスは反対した。対して、大王は「ローマは確かに強大だが、我々がローマを倒せば大陸の秩序は安定する。」と反論した。

「できれば、遠征先をローマのみにした方が…。」とセレウコスは、大王に呼びかけた。また、アンティゴノスは「中国という国の地理も知らずに攻めるのはまず無茶すぎます!」と中国遠征に猛反対した。他の部下たちも、ローマ遠征と中国遠征に猛反対していた。バビロンから中国までの距離は、インドよりもはるかに遠くしかも戦国時代の中国の軍隊はこれまで戦ってきたインド軍やカルタゴ軍、ペルシャ軍以上に強大だとされていた。

しかし、大王は第二次インド遠征から帰還した部下がインドにいる僧侶から聞いた「インドよりはるか遠く東洋にあり、しかも七つの小国に分裂している国はより強大な軍隊を持っている」という話を耳にするといっそう東洋の富を求めるようになった。そのため、東部方面軍に中国遠征を強制するのであった。

また、ローマは史上最大の強大国と考えられていたので、多くの部下たちはローマ遠征をも反対していた。だが、大王はローマを倒して大陸を統一する夢を持っていた。そのために、大王はローマへの戦略構想を練り続けていた。

「とにかく、ローマと中国の両方を攻める。」と大王は、決断した。こうして、マケドニア軍は中国とローマの両方を攻めることになった。

東部方面軍の編成は、

セレウコス軍5万人

カッサンドロス軍4万人

アンティゴノス軍3万人

合計12万人

西部方面軍の編成は、

プトレマイオス軍4万人

クレイトス軍2万人

アサンドロス軍3万人

アリダイオス軍3万人

ポリュペルコン軍3万人

合計15万人

再びマケドニア軍は、二つに分かれてそれぞれ中国とローマを攻めるのであった。アレクサンダー大王の遠征は、これから激闘へと変わるのであった。

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