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子供の頃…
笑顔をなくした…
物心がついた頃…
偽りの家族をなくした。
成人してから…
感情をなくした。
1つ1つ何かが消えていく。
もう人生なんてどうでもよかったのかも知れない。
ここで消えてしまおうか。
そう何度思ったかわからない。
俺には何一つ残ってはいなかった。
家族も…友達も…
唯一残っていたのは…
あの夢。
夢が俺を生かし…
夢が俺を支えた。
ずっとずっと繰り返し見る夢。
きっと助けを求めていたのかも知れない。
誰かに愛して欲しかった。
誰かと一緒に感情を共有したかった。
楽しい事…
辛い事…
嬉しい事…
悲しい事…
そして…
愛しあう事…。




