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夢の瞳はダイヤモンド  作者: 夢の旅人
もう1つの夢
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「ねぇお父さん」


『ん?』


「ずっと聞きたかったんだけど、なぜお母さんと一緒になったの?」


『なぜ?母さんが俺を、俺が母さんを、お互いの全てを受け入れたからだよ…。』


「…私もいつかそうなれるかな?」


『なれるんじゃないか。母さんに似てるし。どんな相手でもいい、貧乏でもいい。ただし、本気で最後まで愛してくれる人にしなさい。』


「…うん。お父さんみたいに?」


『そう見えるか?』


「うん。」



長年見続けているもう1つの夢である。

ずっと抱えてきたトラウマ、孤独、恨み、妬み。

その全てがこの夢の中では存在していなかった。

むしろ幸せ、達成感、心地好さ、それらを感じるほど心落ち着いている夢の中の俺。



年頃は20代くらいの女性。

内容的に自分の娘なのだろうか。

自分の心の闇…。

それがまったく感じられない夢。



内容的にはもはや妄想の世界を遥かに超えている。

確かに子供が出来るのなら女の子は必ず欲しいという願望はあったが、何も繰り返し夢で見なくてもいいとさえ思った。



ただ心地よい。

ひたすら幸福感が押し寄せる夢。

夢の中なのにリアリティーがすごくあって、その中で物思いにふける自分がいる。



目が覚めた後も身体に残る幸福感。

(また夢か……。)




「おはよー!」

目の前にサオの顔がある。

いつものように…。


(良かった…こっちは夢じゃなく現実のままで。)



『あ、うん。』


「どうしたの?またあの夢?」


『う、うん』

(本当は違う夢だけど…これを言ったらもはや頭がおかしい奴になってしまうな…)


彼女との間に子供が出来たとして、あの夢の女の子だったら、もはや奇跡を超える奇跡なのだろう。

元々子供は好きだった。

ようやく見つけた愛せる人との子供は本気で欲しいと思った。



すごく自分勝手な願望なのだが、この夢が後押しをしてくれている感じがした。



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