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夢の瞳はダイヤモンド  作者: 夢の旅人
夢の奇跡は現実へ
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チュッ…。

気持ちの良い温もりが全身を包む。

目を開けたら目の前に彼女の顔があった。


「おはよ」


『あ、う、うん。おはよ』


寝惚けた顔と声で返事をする俺。

(あ、そういえば一緒に暮らし始めたんだった…)



世間的にいうと、普通の同棲ってやつだ。

毎日目が覚めると彼女がいて、彼女の顔を見て眠りにつく。

そんなごく普通の生活でも、最高に幸せだった。

長年連れ添った夫婦と比べれば、まだ知り合ってそれほど時が経ったわけではない。

それでも、愛ってこういう感情ってのがわかるほど、すでにそれくらい好きになっていた。

今までそれなりの人数と交際してきたし、それなりの期間を交際してきた人もいる。

けれどまったく芽生える事のなかった感情。

それが短い期間でわかってきたのだから、運命ってやつなのだろう。



長年探していた夢がほとんど現実になっているのだから幸せだと感じるのは必然。

でも彼女は…彼女は幸せなのだろうか。

こんな俺みたいな男と一緒にいて、幸せなのだろうか。


特に目立った才能も、人間としての大きさも、人の役に立つ事もない。

典型的なダメ人間。

実際に同棲する時にも彼女の両親や兄弟には反対されていた。

当たり前である。経済的にも人間的にも豊かではない。

一応それなりに同年代の人と比べれば収入は稼いだ方だとは思うけれど、それも旅の資金等に消えて貯金していたわけでもない。



それなのに俺を選んだ彼女。

なぜだろう…。

たった1つ…たった1つだけ自信がある事と言えば、ずっと彼女を愛する事。



普通のカップルならよくある会話。

【愛してる。ずっと一緒にいようね。】

これらの言葉は当たり前のように発言しているが、果たして本当にそう心から思っている人達は全体の何パーセントいるだろう。



本当の意味での愛してるを言えてる人はどれくらいいるのだろう。

勿論俺のずっと彼女を愛する事も、本当の愛なんて事はわからないし、証明する方法もあるはずがない。

ただ自分の心だけは自分でわかる。

本当に愛してる。



ずっとずーっと彼女となら一緒にいれる。

他の女性など、もはや眼中に入らないほどだった…。



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