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夢の瞳はダイヤモンド  作者: 夢の旅人
天国からの手紙…
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直接会いたいとは思った事がなかった。

人間とは、親密な関係になればなるほど、相手にさらなる期待を抱くものである。

誰しもが持っている期待、欲望、それらの歯止めがきかなくなる。

文通、メールが一番適切な距離感。

この距離感を保っているうちは、残念感や失望感を味わう事がほとんどない。

会った事がない、と言う事が理想や妄想をそのまま現実にしてくれている。


経験がある人はわかるのだろうけど、会った瞬間にイメージが崩れた人も多いのではないだろうか。

想像や写真とは違う外見の違い、性格のズレ、理由は人それぞれなのだろうけど、男女間に限らず同姓間でもある事だろう。



理想や妄想が相手の株を上げ、実際の本人を遥かに超えた人物像にしてしまう。

例え連絡を断ったとしても、残るのは素晴らしい相手の記憶だけ。

人間の脳という物は都合よく出来ているものだ。



そういう関係があの夢の話も教えられた理由なのかも知れない。


【やっ君。前に言っていた夢の話聞きたいな!】


【そうだね。そろそろ教えてあげる。始まったのは………】

すんなり全てを伝えられた。

信じてもらえる、信じてもらえないのは別問題だった。

誰かに話をする事もないと思っていたから新鮮気分。



【そんな夢見てたんだ…すごく奥深いね。深い深い意味がありそう】


【うん。だから色々な地を歩いてる。いつか現実に夢と出会えるかなぁって。まぁただの希望だけどね】


【絶対見つかるよ!!諦めるのだけはやめてね!】



諦めるつもりはない。

希望を持つつもりもない。

唯一あったのは夢。

あの夢と出会うのが夢。

見る夢と目指す夢。

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