13
「おい!早く起きなさい!!」
『ん…?』
「何処か行くんじゃなかったの?」
そんな声で叩き起こされた…。
(あぁ、そうかナオの家に泊めてもらってたんだっけ…。)
この声の主はナオ。22歳の女性。知り合ったきっかけはこの当時流行りに流行った某大型出会い系サイトでのネットナンパ(笑)である。ハッキリ言ってチョー遊び人の女性だった。東京の大学を出て今は独り暮らしだった事もあり、よく泊めてもらっていた。勿論彼女でもなければ、男女の関係もない。
『そうだった。また旅に行こうと思ってたんだ。』
「たまには感謝の気持ちで私も連れていって欲しいもんだわ……。」
『ん?行く?ただし宿泊先は滅多に予約取らないから野宿も覚悟だぞ』
「いいの?一緒に行って?」
『構わないよ。旅費も出すし。』
「マジでぇ~。連休だから何処でも行く(笑)」
『それじゃ1時間で準備しろよ…』
こんなやり取りで今回は二人旅になった。旅先は決めていなかったけど、まぁ冒険もいいだろう。とりあえず駅に行きすぐに新幹線と電車を使い北へ北へと北上した。
着いた先は青森県八戸市。前に雑誌で見たのだが、大きな市場があるのでそこの海鮮物を食べるのが目的の半分以上だった。
市場に着くと圧倒された。市場と表現するのは間違いと思うほどに広大な敷地にデカデカと建物が建っていた。なぜかスケートボードの練習場があったのをよく覚えている。
『ちょうどお昼頃だし飯でも食おうか』
「行く行く(笑)」
そう言って向かったのは市場の食堂。メニューは海鮮物の料理がズラリと並んでいた。
俺のメニューはすぐ決まった。好物がウニだったので生ウニ丼。確か一人前3800円ほどだったと思う。
結局ナオも同じ物を注文し、二人ともウニの味を堪能する事になった。
感想はと言うと一言で表現するのならば…
【うまい!!!!!(笑)】
そのあとも市場の中で蟹やら生魚の刺身やらを堪能した。




