第4話 庄平
ども、今日も波平の前で正座して叱られているカツオです。 呪怨、超怖いですね。ホラーには強い俺でも、目をつぶりました。はあ、こわ。 後書きで体験した怖い話を紹介します。
克也と中元が消息不明になったのは、あの事件から3日たった。
真一は自分のせいで二人が行方不明になったんだとすると、とても怖かった。
あれから1ヶ月たった。
もう見つからないと確信した時、まだ諦めない人がいた。そう、克也の叔父、庄平だ。
庄平の大健闘の末、二人の最後を見た人を見つけた。
それは、エレベーターに乗る所だった。
それを見たのは、中元の親友の美樹だ。
美樹の証言を聞いて、庄平はエレベーターに乗った。
そのころ、真一は竹藪を通っていた。
真一の考えでは、竹藪の中で死体になっているか、竹藪の奥まで行って迷子になったか、どちらでも見つけたい。
そして、真一は竹藪を通りきった。
それは、大きな館だった。
真一は怖がりながら門に入ったら、足に何かがぶつかった。
足下を見ると、ドーベルマンの死体だった。
「うわっ」
真一は足をどかして逃げた。すると、
「どこいくの」
真一は固まった。
固まりながらそっと後ろを振り向くと、血だらけの女が首をグリグリ回しながら近づいてくる。
「うわあああああ!」
真一は急いで竹藪の中に入った。
庄平がエレベーターで8階のボタンを押して上がった。
エレベーターは故障も無く8階に着いた。
故障は無かったなと庄平は思いながら、廊下を歩いた。
すると、少し開いてある空き室があった。
庄平は不審に思ったのでドアを開けた。
それは、真一の弟の亮が入ったあの部屋だった。
やはり、中は昼なのに暗かった。
そして、女のうめき声。
庄平はだんだん後ずさりした。すると、ドアが閉まった。庄平は
「わあああ」
と言ってドアの方へと向かうが、開かない。
庄平はけっこう力があるのにあかない。
「なんでだよ、なんで開かないんだ!!」
庄平はベランダに向かったら白い目をした老若男女が何十人も立っていた。
「わあああああ!」
庄平はしりもちをついて、そのまま後ずさりしたら、何かにぶつかった。
庄平が上を見ると、血だらけの女が立っていた。首をグリグリ回している。
「ぎゃああああああああああああ!!!!」
窓が開いて何十人もの老若男女が庄平の所へ来る。
そして、一瞬で庄平は囲まれた。
「わああああああああああ!!!」
庄平は消えた。 中元の同級生の美樹はドキドキしていた。
美樹は、最後の姿を見てしまった。そして、消える時も…。
それじゃ怖い話。 俺の友達にKがいます。Kはカードゲームが大好きです。 俺は秩父出身なんですが、ある日、Kが熊谷までチャリで行こうと言ったんです。 そして、その途中で霊を見ました。 終わり!