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地獄住宅  作者: カツオ
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第1話 引っ越し

ども、カツオです。夢は大学に入んない小説家です。きっかけや友を読んでくれた人、ありがとう。これからもいろいろな小説を書くのでよろしく

ある日、このサン・マンションに一台のトラックがやってきた。

その後ろに、乗用車がやってきた。そこには、一つの家族が乗っていた。

そこにいたのは、久保ファミリー。

息子たちのマンションに住みたいという願望を無駄にしたくないから、このマンションに住んだ。

部屋は860号室。

結構広い。てかでかい。

部屋に入ると、なかなか広い。 父らしき人は、少年に話しかけた。

「どうだ、真一。マンション住みたかっただろ?どうだ、このマンション?」


真一は驚いた顔をしている。

なぜなら、こんなマンションに住むとは思ってなかったからだ。

「すごい。こんな大きいマンション初めて」


「そうか」


すると、弟の亮が真一の所に来て、

「お兄ちゃん、外に出てかくれんぼしようよ」


と言ってきた。真一は頷いて二人で走っていった。

「はは、二人とも無邪気だな」


すると、母の美樹が和也を呼んだ。

「二人にいうのが嫌だから言うけど、ここ、昔いっぱい幽霊がいたんだって」


「なあに、昔の話だろ」



そのころ、二人は自分たちの部屋の前でじゃんけんした。

結果は亮がグーで真一がチョキ、真一の負けになった。

「やったあ、お兄ちゃんの鬼。30秒ね」


そう言って亮は走っていった。

真一が30秒数えていると、誰かが通ったような感じがした。

しかも、何往復もしてる。真一はうわぁと思ったら聞こえてしまった。

「もう、逃げられない。死んでも」


真一は

「うわっ」

と言って後ろを向いた。誰もいない。しかも、亮がいた。

「あああ!お兄ちゃん、後ろを見た!いけないんだぁ」


「あっごめん」


真一が言った後、亮は走っていった。

真一は、30秒数えた。

一方、亮は隠れる場所が無くて焦っていた。

どの部屋も鍵が掛かってて開けられない。

最後の扉を見たら、鍵が掛かってない。

亮はラッキーと思い、その部屋に入った。中は昼なのに薄暗かった。

亮はここなら見つからないと思ってずっとここに隠れていたら、なんか音がする。

いや、音じゃない。うめき声、亮は固まった。

真一はまだ探している

「どこだあ」


亮が固まっている間、うめき声はどんどん攻めてくる。そして、姿を現した。

割れている爪、ボロボロの服、どんどん見えてくるそして…

「うわあああああああああ!!」


真一が気付くと、亮は泣きながら真一の所にやってきた。

「亮、みっけー」


だが、亮はまだボロボロに泣いている。

とりあえずかわいそうに思って自分たちの部屋に帰った。

帰ってくると、和也と美樹は驚いた。



学校にくると、みんなが真一のところにやってきた。

多分、引っ越しの感想を聞きたがってるのだろう。

みんなが聞いた。

「マンションどう?」


「結構広いし、でかいし、いいところだよ」


「近くにコンビニはある?」


「無いけどスーパーはあるよ。ファミレスもあるし」


「そこのファミレスおいしい?」


「制服は?」


「スーパーは肉安い?」

「ペットボトル500ミリリットルは100円?」

「マンションのことだけにしてくれ」


次の日、なんかどたばたしていた。

和也が出てみると、一人暮らしのサラリーマンが引っ越し屋と一緒に引っ越しをしていた。

サラリーマンは呟いていた。

「こんな場所、すまなきゃよかった」


すると、サラリーマンは和也に気付いて話しかけた。

「ああ、うるさいですよね、すみません」


「あの、何言ってるんですか?」


「はい、あなた達も気をつけた方がいいですよ。ここは、地獄住宅ですから」


「えっ!?」


和也はわけも分からぬままサラリーマンを見送った。

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