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母という悪魔について

?)これ、参考書買ってきたわよ!


?)お母さんのおすすめの大学にはね、この参考書がいいみたい!


?」この前は他の大学が良いだなんて子供みたいな事言ってたけど、


?)お兄ちゃんもこの大学でね、一流企業に入ったの!


?)将来なんだっけ、服を作りたい?とか言ってたけど、もう諦めてくれたわよね?


?)いい?お母さんは、あなたの為を思って言ってるの。


?)貴方なら、分かってくれるわよね?



___水をかけすぎたら、花は育たぬように



ーー


『しばらく帰りません。


机の上に置いてあるお金で済ませてください』


__水をやらなければ、花につぼみはつかないように


ーー


?)うるさいわね!私に反抗するの!?


?)は?こんな事で泣かないでよ!


?)私が悪いみたいじゃない!


?)部屋に入って反省してなさい!


?)痛い?こっちの心のほうが痛いわよ!


?)私があんたにいくら使ったと思ってんのよ!


?)じゃあ、良いって言うまで出てきちゃ駄目だからね。


バタンッ


__踏みつけたら、花は折れるように


ーー


?)はぁ!?私が悪いって言うの!?こっちは子育てで疲れてるんですけど!


?)そっちこそ、俺の金で暮らせてるくせに何だよその態度は!


?)あんたこそ私が居なければろくに生活もできないくせに!


?)お前!住ませてもらえてる立場で何だよその態度は!


__環境が悪ければ花は萎れるように



これは、芽の出てから育つことがなかった、


4つの花のお話。


ーーー



?)あの4人組ってなんか似てないよな〜


分かる。


僕もそう思うもん。


この4人とは幼馴染で、


不良っぽいのが茜


ちょっと怪我が多めなのが葵


いつも元気なのが晴


そして、大人しめなのが僕、颯太だ。


茜)あ"〜、帰るわ


晴)オッケー


互いに家の事には触れない。


それが小さい頃からの僕達の暗黙のルールみたいな物だった。


不良と一軍と陰キャ2人。


はたからみたらよくわからないメンツだろう。


けれど、僕はこの4人でいる事が好きだった。


葵)あ、僕も帰らないと、


晴)そっか、気をつけて帰れよ!


颯太)何かあったら連絡してね!


葵)ありがとう、


葵の怪我の理由は誰も触れない。


薄々気づいているから。


それに、僕達は怪我が無い日の方が珍しい。


誰もが、傷を増やして、明日また此処に来る。


それを分かった上で、僕達はまた帰路へ着く。


一歩一歩と、また近づいていく。


僕達の、唯一の共通点へと



ーー


颯太)ただいま


?)お帰りなさい。今日は少し遅かったわね?


颯太)少し学校で勉強してて、


?)あらそうなの?


颯太)うん


?)例の大学の件、考えてくれた?


颯太)…うん、やっぱり服を作るのは辞めてそこの大学を目指すよ


僕が自由になるまで、残り100日

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